【レビュー】
VIA EDEN/C3でスタートしたMini-ITXも、産業用としてのニーズや小型PCニーズを受け、最近ではデスクトップ向けやモバイル向けのCPUに対応した各種製品が登場するようになってきた。ところがAMD Athlon 64に対応したMini-ITX製品というと、これがなかなか登場しなかった。そしてついに登場したのが、CeBIT 2006でお披露目されたAlbatron製のSocket 754マザーボード「KI51PV-754」だ。
既にAMD64のソケットもSocket 754からSocket 939へ、そしてSocket AM2へと進んでしまい、Socket 754の主力はAthlon 64からTurion 64へと移ってしまったが、まだまだ興味深い製品であることに違いはないだろう。今回は、このKI51PV-754のサンプルボードを試用する機会を得たため、Turion 64を搭載してその性能をチェックしてみようと思う。
KI51PV-754は、NVIDIAのグラフィック統合チップセットGeForce 6150を採用した製品で、サウスブリッジにはnForce 430が搭載されている。つまりNVIDIAの同チップセットのシリーズとしては上位モデルにあたるノース/サウスを備えていることとなる。KI51PV-754の持つ拡張スロットはPCIスロットのみで、高性能な3Dグラフィックカードを搭載できないことを考えれば、GeForce 6150を採用している点はメリットだろう。そのほかnForce 430では4ポートのSATA(nForce 410は2ポート)、RAID 5への対応、GbE(nForce 410では100BASE-TXまで)、ActiveArmorなどに対応。拡張性が問題となりやすいMini-ITX製品にとっては、この選択は頼もしいだろう。
では実際にボードを確認して行こう。集積度の高いマザーボードの中央にCPUソケット。リテンションも通常のSocket 754と同様のものが付属しており汎用性は高い。その下の横長のヒートシンクはチップセットを冷却するためのものだ。斜めから見ると2つのチップが並んでおり、ひとつがGeForce 6150、もうひとつがnForce 430となる。拡張スロットは前述の通りPCIスロットのみ。また、メモリスロットも1本のみだ。
そのほかストレージインタフェースではSATAが4ポート縦に並ぶほか、パラレルATA(PATA)は2チャンネル分搭載されている。合計8台のPATA/SATAドライブが接続でき、ストレージの拡張性については十分と言えるだろう。しかしやや気になるのがこのPATAインタフェース。ピンがしっかり40ピンあるため、現在普及している1ピンだけマスクしたタイプのケーブルが接続できない点だ。おそらく製品版では39ピン仕様になると思われるが、念のため留意しておきたい。
背面I/Oポートは、DVI-I出力にD-Sub15ピンアナログVGA出力(シリアルではない)、MarvellのGbE & 10/100MbpsデュアルLAN、USB2.0ポートが4、ほか6chオーディオの入出力ポートなどが並ぶ。
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