【レビュー】

三日坊主にならないスポーツキット「Nike+iPod」

1 ナイキタウンは1フロアの半分をNike+iPodに

    Yoichi Yamashita  [2006/08/02]

    米国で7月13日に「Nike+iPod Sport Kit」が発売された。対応するナイキのジョギングシューズとiPod nanoをワイアレスで結ぶセンサー(送信機)/ レシーバー(受信機)だ。これらを付けてジョギングすると、iPodのスクリーンを通じて、距離や時間、ペース、消費カロリーなどを確認できる。ワークアウト終了後、iPodをパソコンに接続すれば、自動的にジョギングデータがnikeplus.comに転送される。

    Nike+iPod Sport Kit

    Nike+iPod Sport Kitに対応する「AIR ZOOM MOIRE+」

    発売初日にサンフランシスコのナイキタウンは2階の半分をNike+iPodコーナーに割り当て、試し履き用に60足以上の対応シューズを用意していた。ところが、開店と同時にNike+iPodコーナーに向かったお客さんは10人程度。発表時には「アップルがフィットネスに進出!」と騒がれたが、予想外に穏やかな出足だった。iPodユーザーのジョガーでNikeのシューズでもかまわない人となると、最初から関心を持つ人はかなり絞り込まれるようだ。

    私は条件に合てはまるのだが、逆に普段走っているからこそ、速度・距離計のNike+iPodにはあまり期待していなかった。欲しい情報は心拍数なのだ。心拍数をターゲット内に保ちながら走るのが重要で、あとは時間がわかれば十分。だからNike+iPodは、どちらかと言えば楽しむことが重要なウォーキング向けではないかと思っていた。ところが……だ。ちょっと試すだけのつもりでNike+iPodを使い始めて2週間。今でも走る時は必ず使っている。それどころか対応シューズを雨で濡らし、Nike+iPodを使わずにジョギングしたら、すごく損した気分になって翌日に2足目を購入してしまった。心拍数計ほど実用的ではないのだが、手放せなくなるぐらいワークアウトが楽しくなる。

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