【インタビュー】
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---インターネット番組とテレビ番組の違いを意識することはありますか?
松岡「聞きたいことをたくさん聞こう、と思う気持ちは、どの媒体になっても同じだと思うんです。ただ、いつも有名な方がいらっしゃってくださるので、この番組をやっている以上、ここでしか話してもらえないことを押さえておきたいな、という気持ちは常に持っています。それに、テレビに比べていいなと思うのは、録画をしなくても、いつでもパソコンを立ち上げれば番組を見られる、っていう点かな」
沢田「それをいいと思うのか、厳しいと思うのか……というところはあるよね」
松岡「私達からしてみれば、そうですよね」
沢田「だって何度も見られちゃうわけだし。これがテレビ番組なら、1回放送されてしまったら『今回は無かったことに!』なんてできるけれど(笑)。(バックナンバーも視聴できる「Talking
Japan」では)なかなか無かったことになりませんからね」
---つまり、視聴者からすると何回でも見られていいけれど、つくる方からすると……。
沢田「プレッシャー(笑)」
松岡「そう(笑)、プレッシャーを感じるんです」
沢田「自分で怖くて見られませんからね」
---ご自分で番組を見られないんですか。
沢田「恥ずかしいしね、やっぱり。僕は出版社の人間ですから。松岡さんは見てるかもしれないですけどね?」
松岡「いえ、いまだに苦手なんです、自分の番組をチェックするのが(笑)。たまに見るんですが、その時はテレビより、やっぱり、パソコンの方が見やすいかもしれないですね。1日1回メールチェックするついでに。あと、沢田さんのブログを読んだり(笑)」
沢田「そう、『Talking Japan』でブログを書いているんですよ。一杯書くんです。番組の収録をして、その時に言い足りなかったこととか、ゲストに伝えたいこととかを書くんですよ。長く書こうとは思ってないんですけれど、結果的に長くなるんです」
---ゲストの方からもトラックバックが……横の繋がりができれば、幸せですよね。
沢田「そうですね。リサ・ステッグマイヤーさんとはトラックバックしたんですよ。あと、中村江里子さんとは、この番組に出演したのをきっかけに、『JuicyStyle 』での連載(「中村江里子のパリスタイル」)を本にしたんです。編集者として嬉しいのは、毎回ビッグなゲストに出て頂けて、そのひとりひとりとちゃんとお話ができて、それが未来に繋がっていくことです。すごくありがたいな、と思います」
---ところで、沢田さんにもうひとつ、お聞きしたいことがあったんです。沢田さんは「メール短歌の会 猫又」という会を主宰しておられますね。
沢田「そう。『猫又』は、もう10年ぐらい前からやっているんです。メールが無かった頃から。その時はFAX短歌の会だったのね。それで、例えば『クリスマス』といったお題を1個決めて、その言葉を入れて一首、五・七・五・七・七を詠んで皆に送る……というのを、10人、20人くらいでやっていたんですよ。返事はすぐに来るし、読むとおもしろいから、『よし、これはまとめて行こう』となって。そのうちメールもできるようになってきたんで、便利だし、そっちへ移りました」
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---やり取りの回数も、メールの方が増えそうですね。
沢田「増えましたよ。今はちょっとサボっているんですけれど、全然やめてはなくて。しかも、送ってきたものを、僕は最終的には紙にしたいんです。要はメールにすると、FAXと違って打ち直す必要がないわけですよね。誤字・脱字も少ないし」
---なるほど。ちなみに短歌そのもののおもしろさというと?
沢田「五・七・五・七・七というのは、短い俳句と違って、感情とか、いろんなものを入れられる余裕があるんですよ。恋愛に一杯一杯な人とかね、職を失ってがっかりしている人とかね、そういう人たちの短歌がおもしろい。ずっとやり取りを繰り返すうちに、皆で飲み会をやるという話も出ましたし、本も出しましたしね」
---松岡さんは、「猫又」に入られていないんですか?
松岡「何回か、参加させてもらったことはあります(笑)」
沢田「素敵な短歌を頂きました」
松岡「いえいえいえ……。違う番組で短歌の特集をしたことがあって、それを沢田さんに見てもらったんですが、ちゃんとメールでダメ出しをもらいました(笑)」
沢田「特別サービスでね。恥をかかないようにと思って(笑)」
松岡「『これはイマイチ』、とか言って(笑)」
---なかなか厳しいですね。
松岡「そう、厳しいんです(笑)」
沢田「愛情です」
松岡「愛のムチ?」
沢田「愛のムチです」
---もうすぐ記念すべき第50回目ということで、今後も期待しています。今日はどうもありがとうございました。
(撮影=石森亨)
10月にも、第50回目を迎えるOCN「Talking Japan」。「これからは次のステージとして、また原点に立ち返って、ネットらしさ--『ネットでしか見れないよね、このインタビューは』というニーズを、しっかり追いたいと思います」(番組スタッフ)とのこと。
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