【レビュー】

ペンタックス K100D 実写インプレッション

4 高いコストパフォーマンスと使いやすさ

    西尾淳  [2006/07/25]

    裏切らないデジタル一眼レフ

    K100Dを一言でいうと、「*istDの正常進化」ということになるだろう。手ブレ補正という飛び道具は手に入れたが、基本は*istDシリーズのままであり、610万画素のままのCCDを始め、際だって新しいものはない。しかしそれだけにやりすぎた部分はなく、使いやすいカメラに仕上がっている。何世代にもわたって、ネガな部分を潰してきた結果だろう。

    610万画素の解像度についても、画素が少ないことによるデメリットはほとんど感じられなかった。CCDのひとつずつの"粒"が大きいためか、最近のカメラでは得がたい柔らかい画像を出力してくれるという印象ももった。もちろんこれは絵づくりの考え方や処理回路による部分が大きいのだが。

    そして使いやすさ。室内でも普通に撮って裏切られることが少ない。手ブレ補正の効果は十分にある。もしかすると、610万画素のポテンシャルがそれを支えているのかもしれない。K100D、決してハデなカメラではないが、買いである。コストパフォーマンスはすこぶる高い。

    逆光での撮影。網戸の目がしっかり描写されている。ふわっとした感じで、いかにも朝の雰囲気が再現できた。
    [DA 18-55mm F3.5-5.6 AL
    6M+S.ファイン(JPEG)
    26mm(39mm相当)
    絞り優先AE(F11、1/20秒)補正+0.5EV
    ISO 200
    WB:オート
    画像仕上:鮮やか
    生画像はこちら(約2.6MB)

    まだ閉じきらないアサガオを撮影。茎に生えた繊毛も実に繊細に表現できた。レベルを詰めるとさらにきれいになる。
    DA 18-55mm F3.5-5.6 AL
    6M+S.ファイン(JPEG)
    55mm(83mm相当)
    絞り優先AE(F5.6、1/1000秒)
    ISO 200
    WB:オート
    画像仕上:鮮やか
    生画像はこちら(約1.8MB)

    拡大するとわかるが、洗濯ばさみの金具、プラスチックの反射、物干し竿のキズや汚れがきちんと再現されている。これもレベルが低め。
    DA 18-55mm F3.5-5.6 AL
    6M+S.ファイン(JPEG)
    43mm(65mm相当)
    絞り優先AE(F11、1/125秒)
    ISO 200
    WB:オート
    画像仕上:ナチュラル
    生画像はこちら(約1.6MB)

    赤詰め草の細部まで撮るため、かなり絞り込んで撮影。1/15秒でもピントがしっかり合っているのは、手ぶれ防止機能のおかげだろう。
    DA 18-55mm F3.5-5.6 AL
    6M+S.ファイン(JPEG)
    26mm(39mm相当)
    絞り優先AE(F19、1/15秒)補正+0.5EV/ISO 200
    WB:オート
    画像仕上:鮮やか]
    生画像はこちら(約2.1MB)

    開放で撮影したが、水面の写り込みまできちんと写っている。かなり遅いシャッタースピードだが、なんとか手ぶれを起こさないでいてくれている。
    DA 18-55mm F3.5-5.6 AL
    6M+S.ファイン(JPEG)
    18mm(27mm相当)
    絞り優先AE(F4.5、1/8秒)補正-0.5EV
    ISO 200
    WB:オート
    画像仕上:ナチュラル
    生画像はこちら(約4MB)

    小さな花を撮影。なぜか被写体の周辺がソフトフォーカスのように、フンワリとした絵づくりになった。
    DA 18-55mm F3.5-5.6 AL
    6M+S.ファイン(JPEG)
    55mm(83mm相当)
    絞り優先AE(F5.6、1/3000秒)補正-0.5EV
    ISO 200
    WB:オート
    画像仕上:鮮やか
    生画像はこちら(約2.2MB)

    抜けるような青空の色がキレイに出た。梅雨の中休みの晴天は気持ちよく、夏がすぐそこまで来ていると感じられた。
    DA 18-55mm F3.5-5.6 AL
    6M+S.ファイン(JPEG)
    18mm(27mm相当)
    絞り優先AE(F22、1/60秒)補正+0.5EV
    ISO 200
    WB:オート
    画像仕上:鮮やか
    生画像はこちら(約3.1MB)

    夕日に照らされた境内の樹。葉っぱの影がいい感じに落ちている。かなり赤い光だが、それを完全には補正せずに、夕方らしい雰囲気を出している。[DA 18-55mm F3.5-5.6 AL
    6M+S.ファイン(JPEG)
    20mm(35mm相当)
    絞り優先AE(F13、1/10秒)補正-0.5EV
    ISO 200
    WB:オート
    画像仕上:鮮やか
    生画像はこちら(約4.6MB)

    ペットボトルなどのパッケージの色が、人工物特有のニセモノ臭い感じになった。缶の写り込みや、ペットボトルの文字まで読め描写力は高い。
    smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6 AL
    6M+S.ファイン(JPEG)
    18mm(27mm相当)
    絞り優先AE(F22、1/60秒)補正-0.5EV
    ISO 200
    WB:オート
    画像仕上:鮮やか
    生画像はこちら(約2.3MB)

    生後6ヶ月のカズ君。柔らかい光で撮影。羨ましいくらいの肌のキメの細かさが再現されている。
    DA 18-55mm F3.5-5.6 AL
    6M+S.ファイン(JPEG)
    18mm(27mm相当)
    絞り優先AE(F3.5、1/15秒)
    ISO 200
    WB:オート
    画像仕上:ナチュラル
    生画像はこちら(約1.8MB)

    リカちゃんのお昼寝。光量不足のため、ストロボを使って撮影。人物モードで撮影したためか、強い光でも白飛びすることはなかった。
    smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6 AL
    6M+S.ファイン(JPEG)
    55mm(82mm相当)
    ピクチャー:人物(F5.6、1/60秒)
    ISO 200
    WB:オート
    画像仕上:鮮やか
    ストロボ:強制発光
    生画像はこちら(約2.1MB)

    夕暮れ時の猫じゃらし。夕日を浴びて、毛の一本一本がキレイに描写されている。
    DA 18-55mm F3.5-5.6 AL
    6M+S.ファイン(JPEG)
    55mm(82mm相当)
    絞り優先AE(F5.6、1/250秒)補正+0.5EV
    ISO 200
    WB:オート
    画像仕上:鮮やか
    生画像はこちら(約1.8MB)

    (作例撮影:加藤真貴子(WINDY Co.) / 製品撮影:川上卓也(メディアート) / レポート西尾淳(WINDY Co.))

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