【レポート】
どこの国でも、結婚を望む若者にとって、この広い世界で本当に気の合う「自分の半分」を見つけ出すのは容易なことではない。中国人は伝統的に、配偶者を選ぶ際に親や親戚、友人、クラスメート、同僚などに頼ってきた。ところがインターネットの普及に伴い、「配偶者の選び方」が大きく変わってきている。
いま、多くの若者が好むのは「網恋(ネット恋愛)」である。ネット上で拡大を続ける婚姻恋愛(出会い、見合い)市場に比べれば、たしかにまだ伝統的な婚姻仲介市場のほうが規模では大きい。しかし、管理手法の不統一などにより、ニセ結婚や詐欺といった事件もたびたび発生しており、次第に若者たちからは受け入れられなくなってきているのが現状のようだ。
中国でも「ホワイトカラー(白領)」は独特の集団で、かつては無数の若き俊英の代名詞だった。しかし、中国はいま、長期にわたる高度成長のど真ん中だ。ホワイトカラー層は多忙と過重なプレッシャーに直面している。彼らの婚姻問題は国家の一大事とさえみなされ、彼らがうまく結婚できるかどうかが、ある程度社会全体の調和にまで関わってくると捉えられている。
いま、中国にはさまざまな婚姻仲介がある。携帯チャット、「8分間デート」から、親同士が代替面会する「大齢青年鵲橋(婚期を過ぎた青年たちの為のかささぎの橋)」まで実に多種多様。だが、いずれにせよ、婚姻問題は日増しに深刻な社会問題になってきている。
筆者の周りをざっと見回してみても、高等教育を受けたにもかかわらず結婚できない人がどっさりいる。そして彼らのほとんどは、自分の内心から、あるいは親や親戚からの結婚圧力に日夜耐えている。
業界筋では、アジア地区のネット交友市場は次の10年間において、もっとも潜在力のある成長市場になるとみている。そして、もっとも注目されるのが中国市場だ。いくつか代表的なサイトを見てみよう。
「嫁我網」は、もっとも早くからベンチャー投資を受けたサイトだ。次いで、「百合」、「億友」なども相次ぎ投資を受けた。過去1年間、国内外の資本が中国のインターネット事業に膨大な投資をしてきたが、交友サイトが受けた投資額も巨大だ。そのことからも、この業界の前景と銭景(金儲けの兆し)が窺える。
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