【レビュー】

SamsungのUMPC「SENS Q1」 - 韓国のワンセグ"地上波DMB"を地下鉄で鑑賞してみる

1 SENS Q1の基本的な性能・仕様をチェック

    佐々木朋美  [2006/07/16]

    いよいよ韓国でもSamsung電子のUMPCが発売となった。「SENS Q1」と名付けられたこの端末は、地上波DMB(モバイル用地上波デジタル放送。日本でいう「ワンセグ」)が受信可能な「NT-Q1-M110」と、受信機能のない「NT-Q1-M114」の2種類がある。今回はNT-Q1-M110(以下、Q1-M110)の機能を実際に試してみた。

    ボタンや端子が満載の本体

    5月下旬に発売されたばかりのQ1-M110は、現在キーボードといった付属品や、本体を保護する「オーガナイザーバッグ」とともにセット販売されている。価格は130万ウォン(約156,000円)台だ。

    オーガナイザーバッグは持ち歩きの際に重宝するカバーで、本体を保護してくれるだけでなく、本体とキーボードを固定すればノートPCのような形で利用することができる。Q1-M110とキーボードをカバンに入れる際も、オーガナイザーバッグがあれば、2つがバラバラになることなくコンパクトにまとまるので必需品といえよう。

    Q1-M110と付属品一式。本体とキーボード、その下に「オーガナイザーバッグ」、その右には本体とキーボードの保護パッド。下は左からキーホルダー、黒いケーブルのACアダプタ、白いケーブルのUSBケーブル、3M製の画面拭き取りタオル(左上の画像)

    キーボードと本体をUSBケーブルでつなぎ、オーガナイザーバッグに固定して利用しているところ(右上)。オーガナイザーバッグに支えがついているので、バッグに固定したままの状態で利用できる(左下)。使った後はオーガナイザーバッグに収納し、コンパクトな形で持ち運び可能だ(右下)

    小さな本体に沢山の機能が詰まっているQ1-M110には、さまざまなポートやボタンがある。画像解像度やボリューム調整、メニュー呼び出しなど、頻繁に利用する機能の操作が全てボタン化されているので、Q1-M110を効率的に使いやすい。

    本体正面。右側の上から、利用者がよく利用する機能を登録できる4方向ボタン、Enterボタン、Menuボタン。左側の上から、8方向のメニュー選択に便利なジョイスティック、解像度調節ボタン

    本体右側。上からモニターポートと、USBポート、アダプタ用コネクタがある

    本体左側。上から外付け光学ディスク連結ポート、USBポート、イヤフォンジャック、音量調節ボタン、タッチパネル機能の有効/無効を切り替えるHOLDスイッチ、キーホルダー用ホールがある

    上部には左から、地上波DMB用アンテナ、LANポート、CFカードスロット、「CTRL+ALT+DEL」の役割をはたす「Windows保安ボタン」、電源となっている

    背面の支えは、80度と20度の2つの角度に調整できる

    これらボタンを活用すれば、両手で本体を持ちながら大抵の操作が可能となる。ただし806g(NT-Q1-M114の場合は777g)とはいえ、実際に持ってみると結構な重量。長時間両手で持ちながらの操作は厳しいものがある。

    また、Q1-M110はバッテリー駆動時間が長くない。地上波DMB放送を見ていても、1時間半ももたなかった。スクリーンセーバーが動いているだけの状態でも、2時間前後でバッテリー切れのため終了してしまう。

    「Samsung Battery Manager」で節電モードの設定をすると、バッテリー駆動時間を延長することも可能。しかし、その分だけ画面の明るさなどが犠牲になる。バッテリー駆動時間が短いというのはモバイル端末としては致命的なだけに、この点はQ1シリーズの今後の大きな課題と言えるだろう。

    取り外し可能なバッテリー。Pushボタンを押すと、バッテリーの残量がランプの数で表示される

    Samsung Battery Manager。最大限の節電を行う「最大バッテリーモード」と「一般モード」、バッテリーより性能を重視する「最大性能モード」「ユーザー設定モード」がある

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