【レビュー】

Intel Core 2 プレビュー - Core 2 Extreme X6800を緊急テスト

1 Core 2の実力は前評判通りなのか

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Intel Core 2 Processorを緊急評価

Intelがまもなく正式発表を行うと思われるCore 2プロセッサだが、今回評価する機会を得ることができた。現時点ではまだ評価を行っている最中で、全てのテストが済んだ訳ではない(この記事の執筆時点でも、まだテストを継続実行中である)が、それら詳細は追って"特集"としてお届けすることとし、とりあえず幾つかのテスト結果をピックアップしてレポートしたいと思う。

Core 2 Extreme X6800

今回レポートする製品はCore 2 Extreme X6800である(Photo01,02)。製品名そのものは正式にはまだ発表されていないが、CPUのProcessor Nameにこの名称が入っている(Photo03,04)ので、おそらくこれが正確な名称であろうと思われる。ブランド名自体は既に公開されており、Conroe / MelomがCore 2 Duo、Conroe XEがCore 2 Extremeになるとされている。そして今回、Processor NumberにあたるX6800が(事実上)明らかになった項目である。Photo03/04からも判るとおりFSBは1066MHzで2.93GHz動作、L2キャッシュは4MBとされている。

Photo01:見かけは従来のLGA 775と同じ。

Photo02:裏面のコンデンサ配置は、XE 965などとも大きく異なっている。

Photo03:CPU-Zでの表示。相変わらずEISTは勝手に有効になり、待機時は1.6GHz動作になることが判る。

Photo04:CrystalCPUIDでの表示。定格動作は11倍。ちなみにPhoto03でも明らかな通り、SSE4が有効になっているのが判る。

パッケージ自体はPhoto01/02から判るとおり従来と同じLGA 775で、Intel 975Xチップセットと先日発表になったIntel 965チップセットファミリーで動作する。Core Duo同様HyperThreadingは搭載しないため、Windowsからは普通にDual CPUとして認識される(Photo05)。

Photo05:

ところで、Photo03/04でも確認できるSSE4についてだが、まだ詳細が公開されていない。実は以前Matt Dunford氏(Photo06)に「SSE4はいつ開示するんだ?」と聞いたところ、「正式名称がどうなるかはともかく、命令の詳細はIDN(Intel Developer Network)で既に開示済だ」という返答を得た。Intelは現在Intel Developer Network for Digital HomeIntel Developer Network for PCI Express Architectureという2つのIDNプログラムを実施しており、おそらく最初の方でこれを開示しているのだろうが、残念ながらIntelとパートナーシップを結んだ企業の社員でないと参加できず、現時点では資料がないままである。

Photo06:Matt Dunford氏。氏の肩書きはWorldwide Performance Benchmark Manager。実は毎年2~3回は彼とミーティングする機会がある。前回はこの記事にある「別に設けられたベンチマークセッション」というのが、実は彼が担当だった。写真は今年6月2日に都内で開催された「インテル Core マイクロアーキテクチャ ベンチマーク・レクチャ」という発表会でのスナップ。

ただ、公開される時期は案外に近いかもしれない。というのは、同じようにSSE4をサポートしている筈のWoodcrestことXeon 5100シリーズが発表・出荷開始されているからで、Intelのルールからすればそろそろ公開してしかるべきだ。公開時期に関してのヒントは、"IA-32 Intel Architecture Software Developer's Manual Documentation Changes"に少しだけ見ることができる。名前の通りアーキテクチャのUpdateがあった場合に更新されるドキュメントだが、現時点では2006年5月27日版のもので、当然ここにSSE4の話はない。が、このページの最後に"If a new revision is created, it will be posted per the following 2006 schedule: January 18, February 15, March 15, April 19, May 17, June 14, July 19, August 16, September 13, October 18, November 15, December 13."なんて記述がある。要するにこのドキュメントは、1/18・2/15・3/15・4/19・5/17・6/14・7/19・8/16・9/13・10/18・11/15・12/13のいずれかに改定される可能性がある(必ず改定される訳ではない)という話で、7月19日に改定されているか、チェックの必要がありそうだ。

ちなみにSSE4の名称だが、これがこのまま正式名称となる可能性がある。というのは、今回テストに使ったSandra 2007が既に"SSE4"に対応しているからで(プレスリリースにもこれが明示されている)、実際Processor Multi-Media Benchmarkは"SSE4対応版"で動作している(Core 2 XEのみ : Pentium XEやAthlon 64ではSSE2)からだ。英SiSoftwareはIntelとDeveloper契約を結んでいると考えられ、そのSiSoftwareがSSE4という名称を使っている以上、従ってこれが正式名称ではないか? と筆者は考えている。

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インデックス

目次
(1) Core 2の実力は前評判通りなのか
(2) ベンチマーク - Sandra 2007 / PCMark05 / SYSMark2004
(3) ベンチマーク - 3DMark05 / 3DMark06 / Game Benchmarks
(4) ベンチマーク - エンコードベンチマーク

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