【レビュー】

手軽に"ないしょのフォルダ"を実現 - Microsoft Private Folder

 

Microsoft Private Folder。ロックされた状態(左)とアンロックされた状態(右)のMy Private Folder

Microsoftが提供する「Microsoft Private Folder 1.0」(以下、MPF)は、大切なファイルをパスワードにより保護するアドインツール。セキュリティ機能として見たときの目新しさは少ないものの、自分だけの"ないしょのフォルダ"を安全に、しかも手軽に維持管理できるという点では、他に類を見ないものだ。このたび「Windows Genuine Advantage Special Offers」として無償配布が開始されたこのツール、早速レポートしてみよう。

ありそうでなかった"ないしょのフォルダ"

Windows NTの系譜に連なるWindowsには、ファイル/フォルダ単位でアクセス権を設定可能なファイルシステム「NTFS」が採用されているものの、Windows XPの初期値ではその機能が隠蔽されていることもあり、認知度は今ひとつ。アクセス権を設定しようとしても、エクスプローラのオプションで「簡易ファイルの共有を使用する(推奨)」を無効にしたうえで、フォルダの「セキュリティ」タブに使用を許可するグループやユーザを登録して……と手間がかかり、お世辞にも周知の機能とはいえない。ユーザ別にログオンするという解決法もあるが、特に家庭ではそのような運用スタイルは敬遠されている(システム起動後そのままログオン)のが現実だ。

Windows MeなどXP以前のシステムも、圧縮フォルダの暗号化機能を利用するとパスワード保護が可能だったものの、圧縮フォルダ自体の削除が可能など、安全かつ秘密裏に"ないしょ"を維持していくことが難しかった。

今回公開されたMPFは、誰でも手軽に"ないしょのフォルダ"を持てるようにするためのアドインツールだ。対象システムはWindows XP Home Edition/Professional、およびMedia Center Edition(いずれもSP2、要アクティベーション)と限定的だが、一度インストールしてしまえば通常のフォルダと同じ感覚でパスワードに保護されたフォルダを利用できる。ファイルシステムはNTFSに限定されていないため、ユーザのホームディレクトリが置かれる領域がFAT32の場合も利用可能だ。

一見するとふつうのフォルダ、しかしパスワードで保護されている「My Private Folder」

パスワードは6~16の範囲で設定、入力している途中に安全度が表示される

"ないしょのフォルダ"の秘密を探る

MPFをインストールすると、ユーザのホームディレクトリに「My Private Folder」が作成される。エクスプローラでこのフォルダを開くか、デスクトップ上に作成されるショートカットを開くと、最初に登録したパスワードを入力するダイアログが現れる。認証されればフォルダはアンロックされ、タスクバー右端の通知領域からロック処理を行わないかぎり、通常のフォルダと同様にファイルを操作できるようになる。未使用状態がしばらく続いたとき(初期値は5分)には自動的にロックされるため、うっかり放置しても安心だ。

「My Private Folder」のプロパティには「共有」タブがないため、ネットワーク上に公開できない。「カスタマイズ」タブも省略されているため、フォルダアイコンの変更など外観のカスタマイズもできない仕組みだ。なお、共有に設定したホームディレクトリをMac OS Xにマウント、Finderを利用してアンロック状態の「My Private Folder」を開いてみたが、Desktop.iniが表示されただけで、フォルダに保存したはずのファイルは存在することさえ確認できなかった。

通知領域に表示されるアイコンを右クリックすると、開いた(アンロックされた)状態のフォルダをロックする[Lock My Private Folder]のほかに、[Options]メニューが表示される。このメニューには、パスワードの変更やフォルダをインポート/エクスポートするためのオプションが用意されているので、必要に応じて利用すればいいだろう。

日本語に対応していないこと、My Private Folderを任意の領域に作成できないことなど、MPFには足りない点もいくつかある。とはいえ、「もし自分が突然死したら、あんなファイルやこんなファイルを見られるのは死んでもイヤだ」と矛盾した悩みを抱える男性読者は少なくないはず。まずは飛びついてみるのも1つの方法なのではないだろうか。

フォルダを開こうとすると表示されるダイアログ。認証されないかぎり開くことはできない

ネットワーク経由でアンロック状態のMy Private Folderを開いてみたが、ファイルの中身はDesktop.iniのみだった

未使用時にオートロックされるまでの時間は7通りある

アンロック時に現れるアイコンからは、各種オプションを設定するためのポップアップメニューを表示できる

エクスポートしたMy Private Folderの内容は、通常のファイル/フォルダとして扱えるが(暗号を解かない限り)開くことはできない

Microsoft Private Folder 1.0

  • 対応するシステム: Microsoft XP Home Edition/Professional Edition、Media Center Edition(SP2、アクティベーション要)
  • 種別: フリーウェア


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