【レポート】

組込みシステム開発技術展 - 新型ReferSTARやマイコン基板が付録の本など、マイコン関連の話題

1 ReferSTARの新型が早くも登場

    大塚実  [2006/06/30]

    小型PCの話題に引き続き、本レポートでは「第9回 組込みシステム開発技術展」に出展されたマイコン関連の展示についてご紹介したい。

    NECエレクトロニクスのブースでは、マイコン学習キットの新製品「ReferSTAR 78K/Kx2」(販売:サンハヤト)に注目したい。ブレッドボードや各種I/Oデバイスを搭載するReferSTARの最新版で、より高機能な「78K0/Kx2」マイコンに対応。付属する78K0/KE2のマイコンボードにはLAN機能も搭載されており、より高度なアプリケーションを作ることができる。

    PC上で、グラフィカルにプログラムを作れるのがReferSTAR。製品の下半分はブレッドボードになっているので、ICやセンサーなどを載せて機能を拡張できる

    従来製品ではDIPパッケージの8bitマイコン「78K0S/KA1+」を利用していたが、新製品では78K0/KE2のマイコン基板を取り付ける。基板上にはLANコネクタがある

    従来製品で使われていた「78K0S/KA1+」マイコンは内蔵フラッシュROM容量が2~4KBだったが、この78K0/KE2では16~128KBとなっており、より複雑なプログラムに対応できる。またパネル上のI/Oデバイスも従来と変わっており、LCDパネル、ステッピングモーターなどを新たに備えた。プログラム作成には、GUIベースの「Applilet EZ PL」が引き続き利用できるが、C言語出力機能が追加されたほか、編集エリアも拡大されるなど、機能が強化されている。

    パネル上のI/Oデバイスも新しくなった。昨年紹介したときは7セグLEDが載っていたが、「なにか動くものを」ということでステッピングモーターになったそうだ

    グラフィカルにプログラムが作れる「Applilet EZ PL」。機能パネルを線で繋げるだけで、マイコンの動作を設定できる。新バージョンでは、この編集エリアが2.5倍になった

    順調にいけば、7月末にも発売できそうとのこと。コストを抑えるため、交換するパネル部分のみを提供する"アップグレードパッケージ"のような販売形態になるかもしれないそうだ。

    またサンハヤトから販売中の78K0S/KA1+搭載マイコンボード「CT-207」には、I/O拡張用の基板が2種類登場。スイッチ・LEDを8回路搭載した「CT-202」と、16文字×2行の表示が可能なLCDを搭載する「CT-201」で、それぞれCT-207に接続して利用することが可能。なおマイコン初心者のために、NECエレクトロニクスはインターネットを使ったe-ラーニングコースを7月に開講予定(無料)としており、その教材として、この「CT-207」が使われる予定だそうだ。

    左から、マイコンボード「CT-207」、汎用スイッチ・LEDカード「CT-202」、LCD表示カード「CT-201」

    無料のWEB学習コースも提供する。周りにマイコンに詳しい人がいないときには最適だろう

    また、もう1つ紹介しておきたいのが、「はじめての78Kマイコン」という書籍が、CQ出版から発売されたこと。なにが面白いかというと、この本には、なんと78K0S/KA1+を使ったUSBメモリ型のマイコンボードが付属するのだ。これで3,200円という価格はおトク。会場にあったCQ出版のブースで、筆者が早速購入したのは言うまでもない。

    基板上にはサーミスタも載っている。こういう基板付きの書籍は再販があるかどうか微妙なので、早めに買ってしまうのがオススメ

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