【レポート】

COMPUTEX TAIPEI 2006 - 2006年のCOMPUTEXを振り返って

1 ネットワーク系の話題

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COMPUTEX TAIPEI 2006が閉会して1週間以上が経過してしまっており、いつまでもこの話題を続けるわけにも行かないだろう(とか言いつつ、筆者はまだATIのレポートを書かねばならないのだが……)。そろそろまとめておかないと、というわけで総括、というよりは会場で目に付いたものをいくつかレポートしたい。

ネットワーク系

ネットワーク関係では、MIMOことIEEE802.11nが割合にホットなテーマであるが、こちらでもちょっと触れた通り、Draftが出たものの、そのまま進むかどうかはやや微妙なところ。実際こちらでも判るが、今年3月にDraftこそ承認されたものの、その後特定環境下で性能が著しく低下するといったクレームが出たことなどにより、やや先行きが不明瞭になっている。そうした状況を反映してか、Draft推進派のIntel / Atheros / Broadcomや、反対派のAirgoのチップを搭載した製品は(Intel / AMD / ASUSTeKなどの)大手ベンダーを除くとまるっきり見かけない。その代わりに会場のあちこちでやたら目立ったのがRalink TechnologyのRT2661(Photo01)を搭載した製品。しかも、アクセスポイントは中が見えないからともかく、基盤が剥き出しのデスクトップ用カード(Photo02)は、どのベンダーもまるで同一に見える。日本では今のところAirgo製品が主流だが、今年後半にIEEE802.11n Draft対応を謳う製品には、このRalink搭載製品が増えて行くかもしれない。

Photo01:RT2661はBaseBand / MACのみで、別にPHYチップ(RT2529)が必要だが、こちらは隣のシールドケースの中に隠れているのだろう。

Photo02:これはlevel one(が製造を委託するDigital Data Communications Asia)の製品。とにかくどのベンダーも基盤の形やパターン、シールドの構造がまるっきり同一。ただ仔細にみるとアナログ部品とかが異なってるケースも見られたので、おそらくRalinkが出しているReference Designそのままなのだろう。

ネットワークでもうひとつ。今年のCESでNetGearがSkype WiFi Phoneを発表、すでに予約も始まっている訳だが、案外にこれに追従する製品が少なかった。もちろんMicrosoftのブースではWindows Mobile搭載製品にSkypeをインストールしてデモしていたが、これは別に珍しくはない。一応Fi WINのSS-28とかAMEX DIGITALのi-Talk Nanoといった商品が出展されるという情報がつかんでいたのだが、どちらも会場で見つからず。唯一見つかったのがPLANET TechnologyのVIP-191(Photo03,04)のみ。まぁSIP対応VoIPフォンならばSkype対応はそれほど難しくない(Skypeのソフトウェアスタックをどう積むか、は別に問題だろうが)。あまり詳細は教えてもらえなかったが、Windows Mobileベースではないということ。同社は台湾企業の常としてOEM / ODMにフォーカスしており、同社が直接一般売りをする訳ではないようだ。

Photo03:VIP-191。画像が荒くてすみません。

Photo04:そもそも稼動するモデルかどうか、もちょっと不明。表示も印刷のダミーで、実はまだ開発中のモデルなのかもしれない。とりあえずSIPフォンとしては典型的な機能が備わっている。

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インデックス

目次
(1) ネットワーク系の話題
(2) 興味深いサーバー製品など
(3) Sossaman向け新チップセットの展示が
(4) 名物広告合戦、今年は……
(5) 恒例のキャンペーンガール紹介

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