【レビュー】

この価値、ビジネスプロフェッショナルなら見極められるか!? - 富士通FMV-LIFEBOOK Qシリーズ

1 ウルトラライト&スリムを実現したQシリーズ

    石川ひさよし  [2006/06/15]

    各社から1kg前後の質量を目指した1スピンドルのスリムモバイルPCの新製品が発売されている。注目は松下電器産業の「Let's note Tシリーズ」やNECの「LaVie G タイプJ」だろうか。しかし、ビジネス向けとして発売された製品の中にも、とても魅力的な1スピンドルが多い。今回紹介する富士通の「FMV-LIFEBOOK Qシリーズ」などだ。

    FMV-LIFEBOOK Qシリーズ(FMV-Q8220)

    LIFEBOOK Qシリーズのデビューは衝撃的だった。1kgをきる質量、そしてIntel Core Solo U1400 (1.20GHz)を採用した最新のプラットフォームでこの質量を実現していたのだ。製品版とは異なる評価用機材ではあるが、実機を触る機会に恵まれたのでこれを紹介していこう。

    評価機仕様
    CPU Intel Core Solo U1400(1.20GHz)
    チップセット Intel 945GMS
    ディスプレイ 12.1インチWXGA(1280×800ドット)
    グラフィック チップセット内蔵(VRAM最大128MB)
    メモリ オンボード512MB(PC2-4200)
    HDD 20GB(C:10GB+D:10GB)
    ネットワーク Marvell Yukon GbE(1000 / 100 / 10BASE-T)
    無線LAN Intel PRO/Wireless 3945ABG(IEEE802.11 a/b/g)
    セキュリティ 指紋認証ユニット、セキュリティチップ
    サイズ 297(W)×219(D)×18.2~19.9(H)mm
    質量 約985g
    駆動時間 約2時間(標準バッテリー)
    OS Windows XP Professional SP2

    スパルタンなQシリーズはFMV-LIFEBOOKのイメージを変える!?

    富士通というメーカーは、個人的なイメージとしてオーソドックスなデザインの製品が多いという印象だった。だが、LIFEBOOK Qシリーズは、シャープなエッジの直線的なデザインが目を引く。本体のカラーリングはシステムシルバーとシステムブラックのツートン。搭載する液晶パネルは12.1インチと、サイズだけ見ればこのクラスでも一般的なサイズだが、ワイドアスペクトで解像度は1,280×800ドットだ。1画面で表示できる情報量では同クラスのライバルを圧倒している。

    やや丸みのあるFMV-BIBLOシリーズとは違ってシャープなイメージのビジネス機

    LIFEBOOK Qはモバイル機ということで、これは持ち歩いてみないと……と持ち運んでみたが、やはり軽い。普段筆者が利用している1スピンドルモバイルノートが約1.5kg。この500gの差がLIFEBOOK Qをさらに軽く感じさせてくれる。既に軽量モバイルにはマグネシウムの採用も一般化しており、難しい技術用語で「LIFEBOOK Qはマグネシウム合金ファンフレームを採用しています」と言われてもどんなものかイメージしづらいが、持ってみれば実感としてその差は感じることができるだろう。そして薄い。閉じた状態で2cm以下というスリムなきょう体もインパクト大だ。あまり凹凸がないこともあり、資料やその他携帯器機などを詰め込んだビジネスバッグにもすんなりと収まるのではないだろうか。また、スリムながらも天面部の全面加圧試験では200kgfをクリアした堅牢ボディだ。

    本体の厚みは18.2~19.9mm

    バッテリーは底部の液晶ヒンジ下にあり、1150mAhの標準バッテリー(S)ならば出っ張ることもない。今回の評価機には付属していなかったが、標準で付属する大容量バッテリー(L)ではこれが下に出っ張ることになるようだ。標準バッテリー(S)はカタログ値で2時間ほどの駆動時間。外で実測してみても実際、2時間程度の持続性だった。その他のバッテリーでは、カタログ値で3800mAhの大容量バッテリー(M)が4.5時間、5200mAhの大容量バッテリー(L)が9.5時間となる。ちなみに大容量バッテリー(M)は、カスタムメイドで標準バッテリー(S)に代えて選択できる仕組み。どちらにしても9.5時間駆動が可能な大容量バッテリー(L)が必ず付属するというのがモバイラーには心強い。

    中央と手前に排気スリットが見えるほか、中央上部がドッキングステーション用のコネクタ、上部がバッテリー(写真は標準バッテリー(S)装着時)

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