【レビュー】

オンキヨーが挑んだオーディオとPCの融合機「HDC-7」を試す

1 充実したAV系入出力端子

    米田聡  [2006/06/08]

    老舗の音響機器メーカー・オンキヨーから「HDC-7」というPCが25日に発売された。日本で同社のようなオーディオ機器を専業としてきたメーカーがPCを発売するのは、おそらくこれが初となる。すでにHDC-7の購入を検討している人も、またそうでない人にとっても、音響メーカーらしい工夫が凝らされたPCなのか気になる存在だろう。HDC-7の試作機を使う機会を得たので、やや突っ込んで、その魅力をレポートしてみたい。

    HDC-7

    HDC-7の概要

    HDC-7は、そのプロトタイプが2006 International CES(2006年1月)に参考出品され、後に発売がアナウンスされたオンキヨーのいわゆるHTPC(Home Theater Personal Computer)だ。MicrosoftのWindows XP Media Center Editionの登場以降、本格的なHTPCの登場が期待されていたなか、オーディオ機器らしい外観を持つPCとして本誌を含めたメディアで取り上げられたので、ご記憶の読者は多いだろう。本稿ではHDC-7の内部を含めてリポートしていくが、まず予備知識としてHDC-7の主なスペックや特徴をまとめておきたい。

    HDC-7はWindows XP Media Center Edition 2005がインストールされた映像・音響用途に特化したPCとして企画された製品だ。それだけに出力端子はオーディオ・ビデオ機器に近く、充実したものとなっている。

    背面パネル

    背面の写真でほぼ分かると思うが、映像出力としてはアナログVGA、DVI-Iに加え、D4まで対応するD端子およびS-VIDEO出力端子を備えている。

    音声出力はアナログ7.1chに加えて、2チャンネルオーディオ出力を備えているのが特徴だ。通常、2チャンネルオーディオ出力は7.1chのフロント出力に割り当てられるのだが、HDC-7では2チャンネル専用の端子があり、この点がやや他とは異なっている。アナログ2チャンネルが独立している理由は、後ほど詳しく説明しよう。

    ビデオ系はデュアルTVチューナーを搭載。アナログビデオ入力(S-VIDEOとコンポジットの2系統)を備えている。地上波・BSデジタルチューナーは搭載されておらず、この点は(時期的に)やや残念といえるかもしれない。

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