【インタビュー】

新生CURURU - 人はなぜBlogを書くのかをもう一度考えたリニューアル

1 今までのCURURUは"渋谷"、これからは"東京都"に

    麻生ちはや  [2006/06/08]

    Copyright (C)2006. NHN Japan Corporation. All Rights Reserved.

    CURURU」というサービスをご存知だろうか。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)とBlogの機能に、アバター的要素の「クルルーム」を併せ持つ総合コミュニケーションサービスサイトだ。そのCURURUが、6月2日をもって大リニューアルを実施した。SNSサイトとしてみてしまえば、だいぶ後発組にあたるCURURUが、なぜこの思い切ったリニューアルに踏み切ったのか。NHN Japan CURURU事業部 事業推進チームマネージャーの岩井賢二氏と、同事業推進チーム CURURU設計担当の島村武志氏にお話をうかがった。

    何も言わないユーザーが求めているもの、それが大切

    ---さっそくですが、なぜこのタイミングでリニューアルなのか。リニューアルの意図などを聞かせてください。

    島村「CURURUは元々、SNSとBlog機能を併せ持った総合コミュニケーションサービスとして、ちょうど1年前、2005年の6月2日からサービスを開始しました。この1年間で、目に見える成果はきちんと出してくることができたと思いますが、自分たちでも使っているうちに気が付いた問題点や、ユーザーから来た要望を、サービス開始1年目というタイミングできちんと形にしたかったというのが、今回のリニューアルの主な理由ですね」

    6月2日にリニューアルオープンした新生「CURURU」。わかりやすいインタフェースを心がけた結果、トップページは「ようこそ」「ブログ広場」「サークル広場」の3つのタブに分けられた
    Copyright (C)2005. NHN Japan Corporation. All Rights Reserved.

    ---なるほど、その問題点というのは具体的にどの部分だったのでしょうか? インタフェース、あるいは、ユーザーが求める機能が無かったということでしょうか。

    島村「いえ、機能はある意味十分に実装されていたんです。ところが行きたいページ、頻繁に訪れるページにワンクリックでたどり着けない。わざわざ階層を上がって戻って、またそこから飛んで……というように、ユーザーに余分なひと手間をかけてしまっていたんです。CURURUに何か致命的な欠陥があったというよりは、使い勝手の悪さですね。SNSとBlogのどちらも楽しめるはずが、どちらも中途半端で使いにくくなっていたんです」

    ---ユーザーからの要望、と先ほどのお話にありましたが、CURURUを利用するユーザーから、わりと積極的に提案や不満がサポートに寄せられたということでしょうか。また、どんな要望が特に目立ったのでしょうか。

    岩井「アクティブに意見をくれるユーザーは確かに一定数いますが、むしろ私たちは、何も言ってくれないユーザーの求めているものが、大切だと思っているんですよ。そういった声にならない声というのは、実は退会時の理由に関するアンケートにはっきり出るんですね。従来のCURURUは、「クルルーム」という機能を前面に押し出してきました。しかし逆にそれが、シンプルにSNSとして、またBlogとして使いたいというユーザーにとっては、ユーザービリティが悪いと感じる理由になっていたようです」

    島村「ただ、今までの機能を無くして、全部をガラっと変えるわけではないんです。クルルームが好きな方にも、Blogだけが目的で登録した方にも、コミュニケーションを求めている方にも対応できるシステムになっています。例えるならば……今までのCURURUは"渋谷"だったんです。渋谷という街には独特の文化があって、それに対応できる年齢層には楽しいですよね。でも、少し大人になってしまうと、混雑しているし行きにくい街だと感じませんか? 今回目指したのは"住みやすい街"なんですよ。欲しい機能がそろっていて、しかもそれらが使いやすように、道がちゃんと舗装されている」

    ---従来のCURURUが渋谷なら、新生CURURUはどこの街になるんでしょう?

    島村「街じゃなくて"東京都"にしたいんです(笑)。古くからの友達もいれば、渋谷みたいに活気溢れるエリアもあって、でも1つの街としてバランスは取れている。そんな場所にCURURUをしたいんです」

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