【レポート】

第23回デザイン・フェスタ - 6,000人の出展者、5万人の来場者の幸福なカオス

1 出展審査基準はただひとつ、オリジナルであること

    山田久美  [2006/05/30]

    アーティスト、クリエイターに作品発表の場を!

    「第23回デザイン・フェスタ」が、お台場の東京ビッグサイト(国際展示場)で開催された。

    デザイン・フェスタは、来場者数、出展者数ともに年々増加している人気イベント。常日頃、「創作活動を行っているアーティストやクリエイターは多いのに、それに比べて彼らが作品を発表する場が極端に少ない」という問題意識を持っていた同イベントの主催者が、作品を自由に発表できる場を提供しようと、12年前の1994年に始めたもの。以来、年2回の開催を続けている。そのため、出展するには、1日で数万円程度の出展料を払う必要があるものの、「オリジナル作品であること」という条件以外、出展時の審査もない。また、スポンサーもつけていない。まさに自分の作品を広く多くの人たちに見てもらうことができる、数少ないイベントとなっている。

    会場入り口のデコレーション。鮮やかなイラストが目を引く

    会場は大きくブースエリア、ショースペース、映像スペースに分かれており、東京ビッグサイトの西展示棟全域を占めたほか、野外にはライブステージが設けられた。今回は、全スペース合わせて、6,000人以上のアーティストが作品を出展したり、パフォーマンスを披露したりした。ちなみに、2005年11月26日から27日に開催された前回のデザイン・フェスタでは、出展者数約6,000人、来場者数5万1,000人を記録しており、「今回はさらにそれを上回っている模様」(デザイン・フェスタ・オフィス広報担当者)とのこと。これだけの人数が、広告によらず「Webと友達の口コミ、メディアの取材記事で集まってもらえる」(同)という。では、早速、約2,600ブースが設置されたブースエリアを中心に、今回の出展作品を紹介していくことにしよう。

    開場は午前11時からだが、10時30分からすでに列ができていた

    会場案内図。西展示棟すべてを使い切る広さだ

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