【レビュー】Socket AM2のAthlon 64 X2/FXを試す (1) AMDは新プラットフォームへ

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Socket AM2のAthlon 64 X2/FXを試す

1 AMDは新プラットフォームへ

大原雄介  [2006/05/30]
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既報のとおり、AMDは日本時間の24日、Socket AM2という新しいプラットフォーム向けのデスクトッププロセッサを発表した。そこでこの新プロセッサの実力を確認しておきたいと思う。

15製品が一斉に発表

まず今回発表された製品について簡単にまとめておこう。AMDは従来、デスクトップ向けにそれぞれSocket 754とSocket 939という2つのソケットを使う製品を提供しており、同じデスクトップ向けながら両者に互換性が無いことが時として問題になったりもしていた。これに関し、新しい製品群ではSocket AM2という共通のパッケージに変わり、ローエンドからハイエンドまで同一のマザーボードで利用できる様になった。

さて、今回発表された製品は実に15にも及ぶ。こちらでも報じられているが、この原稿でも改めて紹介したい。表1に一覧の形でまとめたが、Athlon 64 FXが1製品、Athlon 64 X2が7製品、Athlon 64が2製品、Sempronが5製品といった具合だ。事前の情報では、Athlon 64の3000+とか3200+、Sempronの2800+といったものもラインナップされていた筈だが、これらは直前にキャンセルになったようである。特にAthlon 64にたったの2製品しかラインナップされていない一方、Socket 939の時代には無かったAthlon 64 X2の4000+が登場しているあたり、メインストリームは早急にDual Coreに移行させ、Single CoreはValue向けに絞るというAMDの戦略が垣間見える。Athlon 64ではまた1MB L2キャッシュの製品が全て消えており、このあたりも最早Single Core製品を重視していない様が伺える。

表1
モデルナンバー コア種別 動作周波数 L2キャッシュ 対応メモリ TDP 価格(1000個ロット時)
標準品 低消費電力版(65W) 低消費電力版(35W)
Athlon 64 FX FX-62 Windsor 2.8GHz 1MB×2 DDR2-400 / 533 / 667 / 800 125W $1031 N/A N/A
Athlon 64 X2 3800+ 2GHz 512KB×2 35W / 65W / 89W $303 $323 $364
4000+ 1MB×2 65W / 89W $328 $353 N/A
4200+ 2.2GHz 512KB×2 $365 $417 N/A
4400+ 1MB×2 $470 $514 N/A
4600+ 2.4GHz 512KB×2 $558 $601 N/A
4800+ 1MB×2 $645 $671 N/A
5000+ 2.6GHz 512KB×2 89W $696 N/A N/A
Athlon 64 3500+ Orleans 2.2GHz 512KB DDR2-400 / 533 / 667 35W / 62W $189 N/A $231
3800+ 2.4GHz 62W $290 N/A N/A
Sempron 3000+ Manila 1.6GHz 256KB 35W / 62W $77 N/A $101
3200+ 1.8GHz 128KB $87 N/A $119
3400+ 256KB $97 N/A $145
3500+ 2GHz 128KB 62W $109 N/A N/A
3600+ 256KB $123 N/A N/A

CPUコアはRevision Fとなった。主要な違いはAMD Virtualization、今回AMD-Vという名称がついたが、要するにPacificaという名前で呼ばれてきた仮想化技術が入った事、それとDDR2メモリに対応した事が主な違いである。AMD-Vに対応するのはAthlon 64 FX / Athlon 64 X2 / Athlon 64の3製品で、Sempronは未対応である。またDDR2については、Athlon 64 FXとAthlon 64 X2はDDR2-400 / 533 / 667 / 800に対応だが、Athlon 64 / SempronはDDR2-667止まりとなっておりDDR2-800には未対応である。

それと忘れてはいけないのは低消費電力版の存在である。こちらでも報じられているが、Athlon 64 X2 / Athlon 64 / Sempronでは、TDP 65Wと35Wという2種類の低消費電力版が存在する。驚異的なのは価格差で、例えばAthlon 64 X2 3800+の場合89Wの標準品が$303なのに、65Wの低消費電力版は$323、35Wは$364と、概ね各$30程度の価格差しかない。以前からAMDはOpteronなどにこうした低消費電力版を提供してきたが、そちらの価格差はもっと大きかった事を考えると、Revision Fコアはかなり消費電力を落としやすいものに仕上がっていると想像される。

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インデックス

目次
(1) AMDは新プラットフォームへ
(2) 今回試すAM2はFX-62とX2 5000+
(3) ベンチマーク(1) Sandra 2005/CPU-Z
(4) ベンチマーク(2) PCMark05/SYSMark2004
(5) ベンチマーク(3) 3D系ベンチマーク
(6) ベンチマーク(4) エンコード
(7) Socket AM2で何が変わる?

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