【レポート】

ドコモ発表会に見るFOMA新モデルの詳細

1 ドコモも音楽に本気

    小山安博  [2006/05/17]

    既報の通り、NTTドコモは「FOMA 902i/iS」シリーズ8モデル、「FOMA 702i」シリーズ2モデルおよび、「FOMA M2501 HIGH-SPEED」を発表した。このうち、「N902iX HIGH-SPEED」と「M2501 HIGH-SPEED」については別記事を参照して欲しい。

    ドコモでは、今回の新端末で「音楽にフィーチャー」(同社マルチメディアサービス部サービス企画前田義晃担当部長)する。これまではauの独壇場だった携帯電話向け音楽サービスを強化していく方針だ。

    音楽に本気のドコモ。音楽だから、発表会もライブハウスLIQUIDROOM ebisuにて

    なお、今回は開発発表のため、端末スペックについてはいずれも予定値となっている。

    WMA対応も - 新サービス登場

    新製品の発表に合わせ、ドコモでは新サービスも展開していく。そのうち、HSDPA向けの「ミュージックチャネル」「大容量5MB iモーション」、そしてP902iSも対応する「着うたフル」に関しては別記事が詳しい。

    なお、容量の大きな着うたフルだが、miniSDカードへのコンテンツ移行に対応、着うたフル/着うた、iアプリの利用するデータを、FOMAカードの情報とセットで外部メモリに保存できるようになり、本体メモリの容量節約になるほか、FOMAカードが同じであれば別の端末でも利用できる。

    「国内携帯電話ではおそらく初めて」(同)というのが、WMAフォーマットへの対応だ。著作権保護技術の「Windows Media DRM 10」にも対応しており、音楽配信サイトからダウンロードした楽曲の転送も可能だ。もちろん、音楽CDをWindows Media Playerでリッピングして携帯電話に転送することも可能。

    現在、WMA対応で利用可能な音楽配信サイトはOnGenやmusic.jpなど16サイトあり、ユーザーが自由に選択できる。対応する端末はF902iSのみだが、こちらも順次対応端末を拡大していく方針。WMA非対応の端末もSD-Audioに対応し、CDからリッピングした楽曲の転送や音楽配信の「MOOCS」を利用することはできる。

    すべてのモデルで、1GB以上の大容量メモリに対応、特にSH902iSは2GBの外部メモリに対応しており、大量の楽曲を保存できる。

    これまでのSD-Audioに加え、WMAへの対応で選択肢が拡大。着うたフル、ミュージックチャネルなどの複数の音楽機能を提供し、ユーザーの便宜を図るという意味合いもあるようだ

    配信サイトはWMA/SD-Audioをあわせて17サイト

    ドコモでは、こうした音楽への注力を示すために、iモードのポータルサイトであるiMenu内に「ミュージックポータルサイト」(仮称)を6月上旬に開設する。お勧め曲の紹介や音楽ニュース、アーティスト特集、ランキングなどを、パケット料金無料で提供する

    その他のサービス

    その他に関しては、まず携帯電話向けクレジットサービス「DCMX」用のアプリをプリインストール。月々1万円までの「DCMX mini」がすぐに利用できるようにする。

    DCMX miniについては過去記事が詳しい

    また、「安心」を強化するサービスとして、DCMX発表時に「大半の機種に生体認証搭載」と公言されていたとおり、D902iS / N902iS / P902iS / SH902iS / F902iSに、声認証機能、顔認証機能、指紋認証機能を搭載した。同じくDCMXと同時に発表された、ドコモ経由またはPCサイト「My DoCoMo」経由で携帯電話にロックがかけられる「おまかせロック」も902iS、DOLCE SL、N902iXが対応する。おまかせロックに関しては、2007年2月末までは無料で利用できる。

    生体認証は3種類を用意

    おまかせロック

    さらに電話帳や静止画、メールをサーバーにバックアップする「電話帳お預かりサービス」も開始する。月額105円で利用可能で、My DoCoMoからデータを編集したり、月1回 / 週1回 / 毎日といった自動バックアップも可能で、「電話帳登録するような手軽さ」(同社)でバックアップが行えるという。対応機種はD902iS / N902iS / P902iS / SH902iS / F902iS / DOLCE SL。

    電話帳以外もバックアップできる「電話帳お預かりサービス」

    法人向けには「ビジネスmoperaあんしんマネージャー」を提供。管理者がiモードのオプション設定や遠隔ロック/解除、電話帳の遠隔削除やデータバックアップなどを一括して行えるサービスで、企業のセキュリティポリシーへのニーズに対応する。夏ごろの提供予定で、利用料金は未定だ。

    たくさんの携帯電話を所有する企業に便利なサービス

    コミュニケーションサービスとしては、新たに「着もじ」を開始する。これは、発信先に絵文字入りで10文字までのメッセージを送信するサービスで、送信者は1回に付き5.25円の料金が必要。対応端末は902iSシリーズの各機種、DOLCE SL、N902iX。

    着もじの利用イメージ

    順調に利用者が拡大している「デコメール」については、これまではできなかった冒頭分や署名部分のデコレーションが可能になった「デコメ署名機能」を追加した。

    デコメ署名機能のイメージ

    携帯電話でテレビ番組表を取得、赤外線通信でHDDレコーダーの録画予約を行える「Gガイド番組表リモコン」もバージョンアップ。外出先からネットワーク対応のHDDレコーダーに対して番組予約を行う遠隔録画をサポートした。対応するHDDレコーダーが必要で、現時点ではソニーの「RDZ-D97A/D77A/D87」が対応機種となっている。

    3G(W-CDMA)の国際ローミング対応機種も拡大。N902iSとP902iS、M2501では海外のW-CDMAネットワークで利用できる

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