【レビュー】

VIA期待の新CPU「C7」、1.2GHzファンレスのMini-ITX「EN12000E」を試す

4 どちらを選ぶ? 5月にはEPIA-CNも

    大塚実  [2006/04/08]

    プラットフォーム全体の消費電力が下がり、パフォーマンスも向上したということで、Mini-ITXユーザーにとって非常に気になる存在となりそうなEPIA-ENシリーズ。Pentium Mなどとはまだ比べるべくもないが、C7は性能もそこそこのレベルには達しており、用途も広がりそうだ。日本は昨年発効した京都議定書において、温室効果ガスの6%もの削減義務があり、電力を削減するために、日本中のオフィスのパソコンを全部EPIA-ENにしてしまいたいくらいだ(注:言い過ぎ)。

    それはさておき、購入の際に気になるのはやはり価格だ。代理店のユニティ コーポレーションによると、どちらもオープン価格ながら、目安はEN15000が30,000円、EN12000Eが32,000円。初登場時に4万円を超えたNano-ITXよりはマシだが、従来のEPIA-Mシリーズなどに比べるとちょっと高い印象だ。

    今回はテストできなかったが、EPIA-EN15000の性能も気になるところ。おそらくSandra 2005のCPUテストなどはクロック比通りになると思われるので、25%の性能向上ということでDhrystone ALUが2410MIPS程度、Whetstone FPUが520MFLOPS程度になるだろう。しかし一方で消費電力は、CPUのTDPがC7/1.5GHzでは12Wと、C7/1.2GHzの7Wから5Wも増加。そのほかCPUファンの消費電力なども追加されるので、どちらのワット性能が高くなるかは微妙なところだ。価格はそれほど変わらないので、絶対性能を重視するか、静音性・省電力性を重視するかで選べばいいだろう。

    コストパフォーマンスで言うなら、今後登場予定の「EPIA-CN」シリーズに期待したい。同じくC7を搭載するMini-ITXマザーボードで、動作クロック1.3GHzの「EPIA-CN13000」とファンレス1.0GHzの「EPIA-CN10000E」の2モデルがラインナップされている。5月の発売が予定されており、価格の目安はそれぞれ22,500円、23,000円。スペックの違いは、IEEE 1394の省略と、LANが100Base-Tになっていることくらいなので、用途によってはこちらでも十分だろう。筆者個人的には、CN10000E待ちでいいかな……、という気がしている。

    EPIA-ENスペック
    プロセッサ C7
    チップセット CN700+VT8237Rシリーズ
    メモリ DDR2-533/400 DIMM×1(最大1GB)
    グラフィック UniChrome Pro(チップセット統合)
    拡張スロット PCI×1
    IDEコネクタ UltraDMA 133/100/66×2
    その他コネクタ SATA×2、LVDS/TTL/DVI、ピンヘッダ(IEEE 1394/USBなど)
    LAN VT6122 10/100/1000Base-Tイーサネット
    オーディオ VT1618 6チャンネル AC'97コーデック
    TV出力 VT1625 HDTVエンコーダ
    バックパネルI/O PS2、シリアル、USB×4、VGA、Sビデオ、RCA、オーディオ、LAN

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