【レポート】

ニンテンドーDSで百人一首を体験、京都嵐山の新名所「時雨殿」

1 春の行楽シーズン、京都の新名所をご紹介

    野口智弘  [2006/04/02]

    全国各地で桜が開花し、本格的な春の行楽シーズンが到来した。そこで今回は「MYCOM PC WEB」的な春の観光スポットを紹介。京都・嵐山にある「時雨殿(しぐれでん)」のレポートをお届けしたい。

    2006年1月27日にオープンした「時雨殿」は嵐山の天龍寺の裏手に建っている

    許可をいただき、庭園側から時雨殿の外観を写した1枚。嵐山を借景しており、日本庭園としても見事

    百人一首をテーマにした展示施設「時雨殿」は今年1月27日、京都市右京区にオープン。「財団法人小倉百人一首文化財団」によって設立・運営されており、展示物に任天堂のゲーム技術が活用されているのが大きな特徴。同文化財団は任天堂相談役の山内溥氏が2006年1月末まで理事長を務めており、時雨殿の総工費約21億円は、山内氏個人から拠出されたことでも話題を呼んだ。

    時雨殿へのアクセスは、京福嵐山線・嵐山駅から徒歩10分、またJR山陰本線・嵯峨嵐山駅および阪急嵐山線・嵐山駅からはそれぞれ徒歩15分となっている。時雨殿を訪れてみて、まず印象的なのは立地の素晴らしさ。付近には世界遺産にも登録されている天龍寺など、著名な仏閣や料亭などが立ち並び、道には人力車が行き交っている。嵐山のシンボルである保津川(桂川)と渡月橋もすぐそばに位置しており、時雨殿に向かって歩くだけでも京都らしい、雅な風情を満喫できる。また時雨殿を懐に抱く小倉山は、鎌倉時代に藤原定家が撰集した小倉百人一首の発祥の地として知られており、まさに「百人一首の殿堂」にふさわしい場所に時雨殿は建てられている。

    建物は2階建てで、1階がデジタル技術を駆使した各種体験施設、2階が歴史的資料の展示と百人一首大会の会場を兼ねた大広間となっている。施設の入口で靴を脱いで上がるようになっており、体験の仕方からして日本式なのも面白い。

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