【レポート】

CeBIT 2006 - 百花繚乱のYonah対応ミニPC、日本でもまもなく発売?

    大塚実  [2006/03/18]

    すでに大きなPCケースについてはレポートしたが、本レポートでは逆に小さなPCに注目してみたい。特に"Yonah"ことIntelのモバイル向けCPU「Core Duo」に対応したミニPCが各社より登場しており、中にはすでに出荷を開始した製品もある。デュアルコアCPUの採用で、ミニPCでもこれまで以上の性能が期待でき、今年あたりにブレイクするかもしれない製品ジャンルといえるだろう。

    各社からYonah対応ミニPCが

    各社とも製品スペックにそれほど大きな違いはないが、見た目のデザインはかなりバラバラ。非常にコンパクトなボディで、ACアダプタで駆動できるようになっており、静音性が高いのも特徴だ。2.16GHz駆動のCore Duo T2600などでは、パフォーマンス的にも大抵の用途には対応できると思われるので、ハイエンドゲーマーや拡張性重視のユーザーでもなければ、選択肢に入れても良さそうだ。オフィス用途や、メディアセンター的な使い方でも問題ないだろう。

    Shuttleの「XPC Mini X100」は、チップセットにIntel 945PM+ICH7M-DHを採用。多くのミニPCがチップセット内蔵のグラフィック機能を利用するなか、この製品ではATI Mobility Radeon X1400が搭載されており、グラフィック性能にも優れる(その代わりACアダプタは150Wとやや大きめ)。ヨーロッパではベアボーンではなく、完成品のPCとして販売されるとのことだが、発売日や価格などは未定。

    Shuttleの「XPC Mini X100」(945PM)。フロントには、スロットインのDVDドライブやメディアリーダー

    リア側にはSビデオ出力もあった。LANはGbEに対応している。筐体の大きさは約21(W)×30(D)×5.4(H)cm

    AOpenの「MP945-VX」は、同社のミニPCとしては2世代目。サイズは165(W)×165(D)×50(H)mmと従来の「MP915-B」と同じだが、上面に丸みを帯びたカラーパネルが採用されるなど、デザインが一新されている。USBなどのI/Oポートが全てリア側というのは評価が分かれるところかもしれないが、デザイン重視の人にはいいだろう。チップセットに945GM+ICH7M-DHを搭載し、Viivに対応するMP945-VXのほか、サウスブリッジがICH7Mになった非Viivの「MP945」もあり、どちらも日本では4月より、ベアボーンPCとして発売する予定だ。

    AOpenの「MP945-VX」(945GM)。ACアダプタの容量は65W

    その内部。メモリはDDR2 SO-DIMMで、そのほかミニPCIスロットが1つ

    少し変わったデザインのECS「P60」は、本体にTVチューナーも内蔵する。すでに台湾では出荷中で、日本のメーカーともOEM提供の話をしているという。ACアダプタは、65Wという小さな容量のものが使われていた。

    ECSの「P60」(945GT)。厚さは42mmで、Viivに対応

    リア側。一番下にTVチューナー用端子が見える

    GIGABYTEの「A963」は、実用性重視といった印象。デザインは多少ゴツいが、フロントにはIEEE1394、USB×2、メディアリーダーなどを備える。またフロントのカバーを開けるとワイヤレス機器用に別途USBポートが用意されているので、市販のUSB対応無線LANモジュールなどを簡単に取り付けることができる。6~7月の出荷を予定しているが、直接エンドユーザーに販売する製品ではないそうだ。

    GIGABYTEの「A963」(945GT)。大きさは64(W)×234(H)×213(D)mm

    フロントカバーを開けるとワイヤレス用のUSBポート。Bluetoothなども可

    FICの「GE2」は、チップセットにIntel 945GMを採用。量産は5月から開始し、ベアボーンでの価格は300ドルくらいになりそう、とのこと。

    FICの「GE2」(945GM)。大きさは226×172×42mm

    リア側。ACアダプタはこちらも65Wだった

    Albatronが展示していた「Nano PC」は、945GT+ICH7チップセットを採用。すっきりとしたデザインになっている。

    Albatronの「Nano PC」(945GT)

    リア側のインタフェース

    C7やLGA775のミニPCも

    Core Duo用ではないが、ついでにご紹介しておきたいのがGIGABYTEの「Dream Box」。シンクライアント版は2GHzまでのVIA C7が搭載可能、デスクトップPC版は95WまでのLGA775 CPUが利用できるもので、それぞれ体積が2.5リットル、3リットルと省スペース性がアピールされていた。

    こちらはシンクライアント。VIA C7を搭載できる

    デスクトップPC用の製品。95WまでのLGA775 CPUを搭載可能

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