【レポート】
CeBIT期間中の10日(現地時間)、台湾VIA Technologiesは"恒例"となっているプレスカンファレンスを開催した。EPIAマザーボードやS3グラフィックチップの最新状況などについて説明が行われている。
最初に紹介されたのは、同社が進める「pc-1イニシアティブ」について。これは途上国でのPC・インターネットの普及を目指すプログラムであるが、根底にあるのは、全世界の人口中「20%以下」(同社)の限られた人たちのみが、PCやインターネットにアクセスできる環境にあるという事実だ。残りの部分により大きな市場があり、そこにフォーカスして製品を開発するということは、社会貢献という側面だけではなく、大きなビジネスチャンスであるとも言える。AMDの「50×15イニシアティブ」も狙うところはほぼ一緒だろう。
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現在の10億人のユーザーに加え、次の10億人にPC・インターネット環境をというVIAの「pc-1」。そしてその次にはさらに……と続く |
インド、エジプト、マリでの活動。「PHD」アプライアンスというのは、"Power"、"Heat"、"Dust"といった問題を抱える場所で使えるもの |
ただPCを普及させるにしても、途上国の所得水準からすると、現在のPCはローエンドでもまだ高すぎる。PCはこの10年で価格がかなり下がったが、さらに低価格化を進めることが必要となる。
しかし一方で、途上国のインフラは先進国ほど整っていないこともあり、価格についてだけではなくて、問題をトータルで考える必要がある。場合によっては太陽電池やカーバッテリで動かす必要もあることから、消費電力は小さい方が望ましい。また気温や粉塵などの環境が劣悪な場合も考えられる。そしてネットワークは、いわゆる"ラスト・ワン・マイル"が問題となる。
詳細はサイトをご覧いただくとして、アーキテクチャとしてVIAがあげるポイントは、消費電力が小さいこと、x86互換であること、頑丈であること、柔軟性があること。そのためのソリューションとして、VIAはpc-1プロセッサ、pc-1リファレンスデザインを提供する。
pc-1プロセッサは、pc1000/1500/2000/2500などがラインナップされている。それで、このプロセッサが何かということだが、じつはpc1000シリーズはC3、pc2000シリーズはC7のようで、pc-1用に名前が変わっているということらしい。
そしてリファレンスデザインとして、Mini-ITXマザーボードを搭載する「Intrepida」を現在提供中で、マイクロATXマザーボードを搭載する「Intrepida-II」は6月の量産開始を予定している。このIntrepida-IIだが、ブースの担当者に聞いたところでは、CPUには"pc2500"ことC7/1.5GHzを搭載し、CD-ROMドライブ、40GB HDDという構成で、わずか150ドル以下という低価格を実現するそうだ。
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