【レポート】
昨秋、eMEX2005が中国・蘇州国際博覧中心(Suzhou International Expo Center)で開催された。当地に生産拠点を持つ多くのITベンダーが一堂に会し、出展企業が502社、3つのホールを合わせて26,000平方メートルのフロアに、合計1,520小間(1小間は3m×3m)の出展規模となった。eMEX2004に比べて企業数で23.6%、ブース数で11.9%の伸びとなっている。
eMEX2005は中国で開催された国際見本市だが、協力団体にはTaipei Computer Association(TCA)の名前がある。TCAは毎年台湾で開催されている国際見本市COMPUTEX TAIPEI(台北国際電脳展覧会)の共同主催団体だ。TCAがCOMPUTEX TAIPEIで培ってきた展示会運営のノウハウをeMEXでも発揮していると見ることも可能で、中国版COMPUTEXと位置づけることができるかもしれない。しかし、両者の性格は大きく異なる。COMPUTEXは、台湾製品を買い付けるために世界中からバイヤーが集まる展示会で、台湾製品を世界中に販売することを目的としている。これに対してeMEXは、中国に進出しているベンダーとサプライヤーの間で行われる取引が中心で、中国国内での販売、チャネルの構築、代理店探しの場となっている。世界に向けて物を売るCOMPUTEX、中国国内に向いたeMEX、このように性格づけすることができるだろう。
4日間の来場者数は、およそ12万3,600人(主催者発表)。うちバイヤー及び業界関係者がおよそ6万人、一般来場者が約6万3,600人であった。19日と20日はビジネスデーで業界関係者のみが入場可能、21日と22日は一般来場者の見学も可能となり、特に最終日は土曜日だったこともあって会場はたいへん混雑した。
eMEXの実施団体・蘇州ケンブリッジ展覧商務(BES)の邱氏によると「来場者分析を昨年の例でみると、業界関係者の中でおよそ64%が製造業関係者、それに次いで流通及び貿易関係者が13%、サービス業関係者が10%、研究開発機関及び教育関係者が3%、政府関係者が2%となっている。製造業関係者に関して詳細なデータはないが、およそ半数が資材調達部門、3割強が営業部門、2割弱が研究開発部門」と話していた。
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