【レポート】

Intel Mac、移行の手間は? 速度差は? - Webブラウザ「シイラ」で実際を探る

7 ぜひ、早期のUniversal Binaryアプリケーションの充実を

    木下誠  [2006/02/01]

    今回のレポートで題材として取り上げたシイラは、始めからMac OS X専用として設計されている、比較的新しいアプリケーションだ。そのようなアプリケーションの場合は、AppleによるUniversal Binary移行プランがそのまま使えるので、かなり楽に移行できた。

    これに対して、Mac OS 9の時代からあるような、歴史のあるアプリケーションには、移行が大変なものがあるだろう。振り返ってみるとMacのアプリケーションは、680x0からPowerPCへのCPUの移行、Mac OS 9からMac OS XへのOSの移行、そしてPowerPCからIntelへと再びCPUの移行と、何度も大きな変遷にさらされてきた。その度に、ユーザ、開発者ともに、悲喜こもごものやり取りがあった。

    今回の移行は、前の2つに比べると、比較的穏やかな印象がある。これは、Appleが十分な移行期間と開発環境を用意したためだろう。Rosettaが納得できるスピードで動くことも大きい。そして何より、今回のレポートにもあったように、移行によるパフォーマンスの向上は大きく、納得できるものであることが一番だろう。開発者は大変であろうが、新しいアーキテクチャのパワーを存分に堪能するために、やはり早期のUniversal Binaryアプリケーションの充実を望みたいところだ。

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