【レビュー】

これでJPEGとおサラバ? Appleの「Aperture」を試す

5 まとめ - ありそうでなかった新しいタイプのデジカメ写真管理ソフト

    海上忍  [2006/01/31]

    Apertureは、Final Cut Pro 5やDVD Studio Pro 4などと同じ「プロ・アプリケーション」に分類される、文字通りプロフェッショナル市場を意識した製品だ。しかし価格は5万2千円(アップルストア価格)と、他のプロ・アプリケーションと比較して低めに設定されている。この点からも、プロフェッショナル専用ではなく、一眼レフデジタルカメラなど中~高級機を使用するパワーユーザをもターゲットとした製品であることが伺える。

    しばらくAperuteを利用すると、その目指すところは"加工"ではないことに気付くはず。写真を素材に新たな作品を生み出すレタッチソフトが洋の料理人だとすると、Apertureは手際よく写真本来の持ち味を引き出そうとする和の料理人、といったところだろうか。多くのRAWフォーマットに対応することも、写真という資産の使途が特定のカメラメーカーに拘束されない点で価値があるように思える。ルーペなどの気が利いた小道具のせいか、高いマシンスペックを求められることに敷居の高さを感じるが、1つのアクションが処理に反映されるまでのレスポンスの速さがApertureのセールスポイントの1つであることを考えればやむを得ない。

    ただし、本稿執筆時点では日本語版が存在しないため、メニューの文字やメッセージは英語のまま。国内向けの出荷はすでに開始されているものの、本稿執筆時点では日本語版の公開時期は未定だ。もっとも、3月には"Intel Mac"で動作するユニバーサルバイナリ版がリリースされる予定なので、それにあわせて日本語版も……という可能性も高い。前述したとおり、ユニバーサル版へは無償でクロスグレード可能なため、購入時期で悩む必要はないだろう。

    このようにスタイリッシュなアルバムも簡単に作成できる

    Webに最適化された出力形式も用意されている(画像は「Web Journal」)

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