【インタビュー】

Intel Macで変わるもの、変わらないもの

3 Intelプラットフォームでもやっぱり"Mac"

    大野晋一  [2006/01/16]

    処理速度は確かに向上している。しかし、Macを使う理由はパフォーマンス以外にもあるはず。実際に使うことを考えると気になるのは"Mac"らしい使い勝手や感覚だ。端から見る限り、デザインはAppleテイスト、スリープランプの明滅も継承している。MacBook Proの新しい電源コネクタ"MagSafe"はいかにもAppleらしいフィーチャーだ。こういった"Mac"らしい使い勝手について聞いてみた。

    --Mac OS XとMacintoshの組み合わせにはスリープからの復帰速度に代表されるような、計算処理速度以外のパフォーマンスでも多く利点があります。こういった点はIntelプラットフォームでも以前通り実現されるのでしょうか?

    チュラニ氏: もちろん。

    フレージャー氏: 当然。

    チュラニ氏: ひとついい例をお見せしよう。Apple Remoteのポーズボタンを長押しするとシステムをスリープさせることが出来る。離れたところからでもシステムをスリープさせることが可能だ。この状態から適当なキーを押すと…… ほら、一瞬で復帰する。

    こういったところは以前と変わらないようにした。Intelプラットフォームへの移行で留意したのは以前と全く変わらない、もしくは進化したユーザビリティを実現することだ。これまで出来たことは同様に出来るし、いくつかの進化もある。

    --Macintoshはブート方法も多彩で、これは隠れた利点のひとつだと思います。Target Disk Mode・NetBoot・FireWireからのブートアップ--こういった特徴も引き続きサポートされるのでしょうか?

    チュラニ氏: もちろん。以前と同じ使い方で全く問題ない。"T"を押しながら起動すればTarget Disk Mode、"N"を押しながら起動すればNetBoot、FireWireからの起動も完璧だ。実際、昨日のプレスイベントではFireWire外部HDDからのブートで完璧にこなせていた。ただし、当然だが、NetBootにはIntelプラットフォーム用のMac OS Xブートイメージが必要になる。

    --なるほど。安心しました。しかし、実現は容易ではなかったのでは?

    チュラニ氏/フレージャー氏: ……確かに。大変だったね(笑

    --OSの完全な終了状態からの起動、コールドブートの速度に関してはいかがでしょうか?

    チュラニ氏: アップルとしてはユーザには電源を切らずにスリープと復帰の繰り返しでの運用を勧めている。すべてのMacintoshでスリープ状態においても消費電力は5W以下に押さえられている。スリープからの復帰は一瞬だし、Mac OS Xがまず"落ちない"ことを考えてもリスタートする必要は無く、スリープの方が利点が大きい。

    ということを一応お伝えした上で…… 新しいIntelプラットフォームのMacintoshでは起動プロセス全体がかなり高速化されている。iMac G5と新しいiMacを比べると起動に要する時間は約70%と考えてもらっていい。実際に見てもらうと…… ほら、ブルーの画面が見えないくらい速い。

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