【レポート】

CES 2006 - コンパクトデジカメラッシュ、家電化したカメラ

1 ソニー、富士写真フイルム

    小山安博  [2006/01/16]

    International CESは、次第に毛色が変わってきているとはいえ、家電系の展示会である。いわゆる白物家電から発展し、最近はデジタル家電に大きくシフト。それにともない、最近はデジタル家電と結びつきの強いPCに関する発表も行われるようになっている。

    今回のCESでは、さらにコンパクトデジタルカメラの発表が相次いだのも特徴だ。カメラ関係では、2月に同じく米国でPMAが開催されることもあり、これまではCESに合わせてデジタルカメラを発表するということはあまりなかった(ビデオカメラは比較的一般的だった)。

    それが今回、ソニー、富士写真フイルム、ペンタックス、松下電器産業、Eastman Kodak、Hewlett-Packard、Samsungといったメーカーがコンパクトデジタルカメラを発表。ブースをにぎわしていた。

    ソニーは、有効画素数600万画素CCDに光学3倍ズームCarl Zeiss Vario-Tessarレンズを搭載した「DSC-S600」を発表。レンズの焦点距離は31~93mm(35mm判換算時)で、5点測距AF、ISO1000までの高感度撮影、約11mまでカバーするフラッシュ、NiMH電池で460枚の連続撮影、2型液晶、32MBの内蔵メモリといった機能を搭載。約200ドルという低価格を実現している。

    ソニーのサイバーショットDSC-S600。ISO1000の高感度撮影、11mまで届くフラッシュ(ISO1000時)、31mmからのワイドレンズが特徴

    富士写真フイルムは、3.0型という大型液晶を搭載した「FinePix V10」などを発表。V10は、有効画素数510万画素1/2.5型スーパーハニカムCCD HRを搭載。レンズは光学3.4倍フジノンズームレンズで、焦点距離は38~130mm(同)、F値はF2.8~F3.5

    背面全体が液晶モニタというFinePix V10。高感度撮影、コンパクトデザイン、ゲームなどの特徴を備える

    ISO64~ISO1600という高感度撮影に対応し、高感度時に問題になるノイズを、独自の「リアルフォト テクノロジー」で解消している。また、夜景ポートレート撮影時や逆光での撮影時など、フラッシュをたくかたかないか迷うような場面で、フラッシュあり・なしの2枚の写真を連続で撮影する「Natural Light & with Flash」モードを搭載。2枚の写真が得られるので、後で写真のできばえを確認して、きれいに撮れた方を残すことができる。

    背面の3.0型モニタは、画素数が23万画素で、ボディ背面のほぼ全体を覆うほど大きなもの。それを生かした最大30コマのサムネイル表示、スライドショー、撮影した画像を使ったパズルや迷路などのゲームを搭載。新しいカメラの楽しみ方を提案する。3月の発売予定で、価格は349.95ドル。

    600万画素CCD・光学3倍ズームレンズ、2.5型液晶、VGA・30fpsの動画撮影と、定番の機能をコンパクトに収めた「FinePix F470」も発表。こちらも3月発売、279.95ドルの予定。

    「FinePix A500」「FinePix A400」は、いずれも低価格路線のコンパクトデジタルカメラ。A500が510万画素、A400が410万画素CCDを搭載、いずれも光学3倍ズーム、1.8型液晶、12MBの内蔵メモリなどを搭載。いずれも2月の発売予定で、価格はA500が179.95ドル、A400が149.95ドル。

    FinePix F470

    FinePix A400

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