【レポート】

真の上級者以上に捧ぐ! 無刻印+キータッチにもこだわる「Das Keyboard」

2 アバンギャルドにマルチ市場へ

    湯木進吾  [2005/12/28]

    ドイツ語でシックなアプローチ

    こうしてMetadotのDaniel Guermeur CEO兼社長が自ら開発した無刻印キーボードは、ドイツ語を用いた「Das Keyboard」の名称が付されて、全米で発売されることになった。

    「私はこのキーボードを、ドイツ語でUberGeeks(英語ではSuper Geeks)と呼ばれる、PCユーザーの中でも超ベテラン、一般的な上級者以上のこだわりを求める人々のために販売したいと思いました。UberGeeksにも十分に訴える性能を、アバンギャルドに革新的に市場へと広めていけますように---そんな願いを込めて、キーボードの中のキーボードという意味のDas Keyboard(英語ではThe Keyboard)と命名したのです」

    と、Guermeur氏は語っている。

    飾らない真の上級者向けデザインに---そんなコンセプトから、Das Keyboardのカラーは、ケーブルまでシックなブラック(漆黒)に統一されているという。また、静かな心地よいキー入力音で、快適なタイピングを楽しめるよう配慮されたようだ。本体サイズは、幅18.4インチ(約467mm)×奥行8.28インチ(約210mm)で、フロントエンドの高さは0.7インチ(約17.8mm)、バックエンドの高さは1.89インチ(約48mm)に仕上がっている。PCとの接続はUSBインタフェースとなり、Windows / Linux / Mac OS Xのマルチプラットフォームに対応させたのも、大きな特徴に挙げられる。

    漆黒のデザインに完成したDas Keyboard

    「もちろんDas Keyboardには、デザイン面でのこだわりがありましたが、やはり無刻印キーボードとして、必ず慣れればタイピング速度および正確性が向上することを、強くアピールしていきたいと考えています。たとえUberGeeksであっても、きっと無刻印のメリットを体感して満足してもらえると信じています。もちろん、タイピングが上手くなりたい初心者にとっても、ぜひ使ってほしい製品です」

    と、Guermeur氏は解説する。

    現在、米国市場におけるDas Keyboardの販売価格は、US79.95ドルに設定されている。ちょっとこの値段は高い、と感じるユーザーも多いのではないかとの質問に対して、Guermeur氏は「Das Keyboardの真のクオリティを考えるならば、今の価格設定は決して高いものではないと確信を抱いています。実際、発売以来、当初の予測を上回るペースでの売行きを見せており、ユーザーからの反響は大半が非常に良いものです」と回答した。そして、自信をもってDas Keyboardの販売を行っている証拠として、もしも性能などに不満がある場合は、購入後30日以内ならば、無償で返品、および購入代返金に応じる販売体制が整えられているとする。

    ユーロモデルのDas Keyboard

    本来は無刻印だが、実際のキー配置レイアウトはこのようになる(キー押下圧の違いはカラーで示されている

    また、米国のDas Keyboardは、Windowsキー、Applicationキーを搭載した104型のキーボードとなっているが、欧州では、米国モデルとはキー配列が少し異なる、ユーロモデルの105型キーボードが89ユーロで販売開始された。「Das Keyboardは、様々な言語を柔軟にサポートできるように設計されており、今後も対応言語を増やしていく方針です。現時点で日本語モデルの販売計画は定まっていませんが、将来的には日本市場への上陸も果たしたいと考えています」とのメッセージも出されている。

    最後に、Guermeur氏は、現在進行中の次期プロジェクトにも触れつつ「まだ詳細は明かせないものの、さらにDas Keyboardを発展させた新シリーズの製品を、2006年以降に順次発表していく計画がある」と語り、「ぜひとも期待してほしい」とインタビューを締めくくった。

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