【レポート】

2005国際ロボット展 - リアル・パックマンやロボット短距離走など、新競技が来年始動!

    大塚実  [2005/12/09]

    ロボットの競技というと、古くはマイクロマウス、最近ではサッカーのロボカップや格闘技のROBO-ONEが注目を集めている。しかし更なるロボット技術の発展が見込まれる中、新たな競技が始まろうとしている。

    パックマン・ロボット大会

    まずは、懐かしのゲーム「パックマン」をテーマに、マイクロマウスを進化させた「パックマウス(仮称)」。従来のマイクロマウスは、単に時間を競うような競技であったが、パックマウスはそれにゲーム性が加わり、より高度な戦略・アルゴリズムが必要になってくる。バンダイ/ナムコのブースにはパックマンそのままのフィールドが設置されており、来場者にデモを披露していた。

    まさしく"リアル・パックマン"というフィールド。四辺にはモンスターがいてウロウロする

    パックマンの機体。実際に口もパクパク動くようになっていたが、基本的にはマイクロマウスだ

    マイクロマウスはロボット競技の草分けとも言えるもの。その歴史は古く、日本では1980年より「全日本マイクロマウス大会」が開催されており、1987年より大会はニューテクノロジー振興財団によって主催されている。今年の大会は11月25日~27日に実施された。

    ちなみにこの財団はナムコが設立したもので、今回、新たな競技としてパックマウスを企画、来年の開催に向け、現在ルールなどを煮詰めているところだ。基本的なところはパックマンのゲーム内容に則しており、迷路に仕込まれたランプ(クッキー)を全て消すまでの得点を競う。モンスターやパワーえさなどもあり、単純な迷路走行だけではなく、高度なゲーム戦略がプログラムには求められることになるだろう。

    パックマンが通過した場所のランプ(クッキー)は消えていく

    PC上には、フィールドと同期した画面を表示

    動画
    パワーえさを食べてモンスターをやっつけるパックマン。一般の人も見て楽しめそうだ
    (wmv形式 1.24MB 28秒)

    2足ロボットの世界陸上?

    RooBO」ブース内の京商は、来年6月発売予定のヒューマノイドロボット「マノイ」を展示。約40cm、1/5スケールの2足歩行ロボットで、予定価格は15万円だ。

    ヒューマノイドロボット「マノイ」のプロトタイプ

    ラジコンカーのレースなどを主催する同社らしく、新たに2足歩行ロボットによる競技会「アスレチクス ヒューマノイド カップ」を検討中という。競技は5m走のタイムトライアルで、来年8月に第1回大会を予定している。当初は5m競技だが、将来的には、人間サイズで100mに相当する20m走も行いたい、ということだ。

    ロボットは、もちろん自作でも構わないし、このマノイで参加することも可能。ちなみにこのマノイ、5mを12秒程度で「走る」というから、時速1.5kmほどという速さになる。人間が普通に歩くよりもかなりゆっくりとしたペースだが、ただこれは1/5スケールのロボット。人間サイズで考えると、時速7.5km相当ということになり、立派に「走る」といっていいスピードだろう。

    いままで、ありそうで意外となかった「走るだけ」の競技。将来的には、走り幅跳びや高跳びなども増えて、"ロボット陸上"なんてものになると楽しいかもしれない。

    関連記事

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

      イチオシ記事

      新着記事

      特別企画

      マイナビニュースマガジン