【レビュー】

超小型PC「Pi-BOX」でGeode LXの性能を確かめる

3 性能検証(1)

安達宜隆

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では実際に、どのくらいの性能が得られるのか。ベンチマークスコアを元に検証していきたい。「Pi-BOX」(以下Geode LX)との比較対象としては、VIA C3 533A MHz(Samuel2)を搭載したPC(以下C3)を用意した。

CPU Geode LX 800@0.9W C3 (Samuel2)
クロック 500MHz 533MHz
メモリ PC2700(DDR333) 256MB PC133 512MB
HDD 東芝 MK4026GAX(2.5inch 5,400rpm) HGST IC35L120(3.5inch 7,200rpm)
OS Windows XP Professional SP1

ベンチマークプログラムには、PCMark05とSandra2005 SR2を使用した。以下、CPU、Memory、HDDと順番にスコアを見ていく。本当はシステム全体のスコア(Overall)を示したかったのだが、ベンチマークプログラムが完走しないシステムもあったため、すべてのOverallスコアを得ることができなかった。この点に関しても、ご了承いただきたい。

CPU

PCMark05 CPU Overall

Sandra2005 Dhrystone ALU

Sandra2005 Whetstone FPU

Sandra2005 Integer x4

Sandra2005 Floating Point x4

Geode LX 800@0.9Wのスコアを100としたときの相対性能

CPUの性能を測定してみた結果が上から5つのグラフである。その下のグラフは、同じデータをGeode LXのスコアを100としたときの相対性能で表したものである。

さて、結果を詳細に見ていきたい。Sandra2005のDhrystoneやWhetstoneでは、Geode LXがC3の1.5~1.8倍のスコアを記録しており、モデルナンバー以上の性能であることがわかる。しかし、Integer x4やFloating Point x4では、Geode LXはC3に逆転されてしまっている。可能性としては、MMX(3DNow!)の性能差が考えられる。このテストではGeode LXのMMXユニットがあまり有効に機能していないのかもしれない。PCMark05 CPU OverallではGeode LXがC3を押さえているが、スコア差はモデルナンバーほどではないことも同時にわかる。

メモリ

PCMark05 Memory

Sandra2005 RAM int ALU

Sandra2005 Float FPU

Sandra2005 Cache & Memory Benchmark

メモリアクセス性能の測定結果は以上の通り。C3に関しては、PCMark05のスコアが得られなかったためグラフでは0となっているほか、PC133 SDRAMということで遅いのは仕方がない。

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インデックス

目次
(1) ノースブリッジなどを統合したCPU「Geode LX」
(2) 超小型PC「Pi-BOX」
(3) 性能検証(1)
(4) 性能検証(2) / まとめ

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