【レビュー】
ソニーのサイバーショット「DSC-T9」は、光学3倍ズームレンズを搭載した薄型のデジタルカメラ。光学式手ブレ補正機構に加えて、高感度化を行うことで"ダブルでブレない"というのがキャッチフレーズだ。
最初に外観からチェックしてみよう。写真(001)のようにサイバーショットではおなじみとなった薄型のデザインである。この形状からもわかるように、いわゆる屈曲光学系を搭載するタイプで、レンズはカール ツァイス「バリオ・テッサー」の3倍光学ズーム(f=6.33~19.0mm: 35mm換算で38~114mm)となっている。撮像素子は1/2.5型の総画素数618万画素Super HAD CCDを搭載する。写真で見えるSONYのロゴがある部分はレンズバリアで、収納時には写真(002)のようになる。この部分は電源スイッチも兼ねており、開閉することで電源のオン / オフが行われる。
屈曲光学系でインナーズーム機構を採用しているため、レンズの飛び出し等は一切なく携帯に便利だ。背面部は写真(003)のようになっており、ごく一般的なデザインだ。モニタは2.5型約23万画素のクリアフォト液晶プラスで、かなり見やすい。なお電源は専用のリチウムイオン(インフォリチウム)電池で、外部記録媒体はメモリースティック デュオ / PRO デュオとなっており、本体右側のコンパートメントに収められている(004)。メモリースティック デュオは本体には付属しておらず別売となっているが、本体には内蔵メモリ(58MB)が搭載されているため、とりあえずはメモリースティック デュオを買わなくても使える。
この薄型スタイル(DSC-T系)での光学式手ブレ補正機構の搭載は、ソニーとしてはこのT9が初となる。手ブレ補正のオン / オフはシャッターボタン横のボタンで行うことができるようになっている(005)。個人的な好みでいうと薄型のこのボディ、筆者の手には少々小さすぎるきらいがあり、グリップ感に乏しい。基本は片手での操作となるのだろうが、レンズバリアの開閉に思いのほか力が必要で、操作中に落としそうになる。またグリップしにくいために手ブレが発生しやすいという問題もあり、その意味で光学式手ブレ補正機構は、このスタイルのデジタルカメラでは今後必須となる機能なのかもしれない。
もちろん薄型でバリア付きというメリットも大きく、気軽にポケットに入れておいて取り出して使う、いわゆる普段使いのデジタルカメラとしては最適である。実勢価格が約4万5千円程度と、このタイプでは少し高目の価格に思えるところだが、600万画素の有効画素数と光学式手ブレ補正機構が搭載されていることを考えれば相応の価格であろう。
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