【レポート】

気軽にネット対戦、米で一足早く「ニンテンドーWi-Fiコネクション」

    Yoichi Yamashita  [2005/11/20]

    米国で11月14日(現地時間)にニンテンドーDS用の「マリオカートDS」と「Tony Hawk's American Sk8land」が発売され、「ニンテンドーWi-Fiコネクション」を利用できるようになった。ニンテンドーWi-FiコネクションはWi-Fi通信を使って、インターネット経由でマルチプレイヤーによる同時プレイを可能にする。世界中のニンテンドーDSユーザーを結びつけるサービスだ。同サービスを開始するにあたって任天堂は、「カンタン」「あんしん」「無料」という3つのキーワードを挙げている。これは、設定のわずらわしさや追加料金など、これまでのオンラインゲームに対するイメージをくつがえすものである。そこで一足早く米国で始まったニンテンドーWi-Fiコネクションを使って、新しいオンラインゲームの世界を体験してみた(※マリオカートDSを使用)。

    ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用するには3つの方法がある。自宅にブロードバンド接続環境が整っていて無線LANのアクセスポイントがあれば接続設定をするだけだ。無線アクセスポイントがない場合は、インターネットに接続したパソコンに別売の「ニンテンドーWi-Fi USBコネクタ」を装着することで、ニンテンドーDSの無線ネットアクセスが可能になる。自宅にブロードバンド接続環境がなければ、サービス対応店を利用することになる。日本国内ではニンテンドーWi-Fiステーション設置店やFREESPOT、米国では全米約6000店のマクドナルドが対応サービスを提供している。

    米国で14日に発売された「マリオカートDS」。左下に「ニンテンドーWi-Fiコネクション」のマーク

    インターネットに接続しているパソコンに装着して、ニンテンドーDSの無線ネットアクセスを実現する「ニンテンドーWi-Fi USBコネクタ」

    Wi-Fi接続は「NINTENDO WFC SETTINGS」から設定する。ニンテンドーWi-Fi USBコネクタの場合はソフトウエアをインストールして、パソコンにニンテンドーWi-Fi USBコネクタを接続し、あとはステップバイステップの接続設定に従うだけ。自宅に無線LAN接続環境がある場合は、「Search for Access Point(アクセスポイントを探す)」をタップすると、利用できるアクセスポイントがリスト表示される。自宅の無線アクセスポイントを選ぶと、WEPキー入力画面に変わるので、WEPキーを入れて接続テストを行う。無事につながれば、次回からはネット対戦レースを選択するだけで自動的にアクセスポイントに接続するようになる。接続設定は、このほかバッファローのAOSSも利用可能。もちろんマニュアルでも設定できる。

    マクドナルド(米国)など対応ホットスポット・サービスでの利用は、さらにカンタンだ。マリオカートDSを入れて、ネット対戦レースの「NINTENDO WFC MATCH」を選ぶだけでつながってしまう。

    シングル、マルチのほか、WFC(Wi-Fi Connection)が選択可能

    「ニンテンドーWi-Fiコネクション」の設定画面

    アクセスポイント(AP)を検索したところ。無線APの確認にも使えるが、ノートPCなどに比べると検出されるAP数は少ない

    WEPキーの入力画面

    米国では「ワイアレスインターネットアクセス」のマークが入り口に貼られているマクドナルドで利用できる

    マクドナルド店内のアクセスポイント。特に設定することなく、ネット対戦レースを選ぶだけで利用可能

    ニンテンドーWi-Fiコネクションに接続すると、マリオカートDSでは「地域(Regional)」「ワールドワイド(Worldwide)」「フレンズ(Friends)」「ライバルズ(Rivals)」を選択できる。地域はユーザーの国内、ワールドワイドは世界中から対戦相手が無作為に選ばれる。ライバルはゲームのスキルが同レベルの人とのマッチアップだ。フレンズでは登録してある友達の中から選択される。知らない人とのゲームは不安……という人には、フレンズが"あんしん"につながる。友達の登録は、最初に無線LANに接続した際にフレンズ・コードが生成されるので、そのコードを友達と交換する。

    アクセスポイントに接続。対戦相手の選択方法を選ぶ

    米国内から対戦相手が決定

    現時点では米国内のマッチアップしか利用できない。しかも発売からまだ数日なので、「対戦相手がいるのかな?」と不安だったが、対戦申し込みから待つこと1分ぐらいですぐに4人が揃った。しかも、深夜でも揃う。さすがマリオシリーズである。

    シングルプレイも楽しいが、シングルプレイで腕を磨いて、対戦レースで試す方がもっと面白い。ニンテンドーWi-Fiコネクションならば、さらに時間や場所の制約を取り払ってくれる。設定は分かりやすく、これまでの通信ケーブルやワイヤレスアダプタを使った通信プレイのカンタンさや面白さをそのままオンラインゲームに持ち込んだような、任天堂らしいサービスと言える。また追加費用がかからないので、オンライン機能がゲームの一部にとけ込んでいる印象を受ける。オンライン機能を目的としない人でも、カンタンに利用できるので、対応ソフトを買ったら試してみるのではないだろうか。今後の対応タイトルの増加、さらには同サービスに対応する「レボリューション」(開発コードネーム)の発売が楽しみになってきた。

    日本国内ではニンテンドーWi-Fiコネクション対応ゲームとして11月23日に「おいでよ どうぶつの森」(ニンテンドーDS用)が発売される。また米国で一足早く発売された「マリオカートDS」(同)は12月8日発売だ。

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