【レポート】
組込みシステムの総合技術展「Embedded Technology 2005」が16日、パシフィコ横浜にて開幕した。前身の「MST(マイコンシステム&ツールフェア)」から数えて、開催は今年で19回目。「デジタルコンシューマ」「オートモーティブ」「モバイル/ユビキタス」「FA/ロボティックス」をテーマに、18日までの3日間に渡って開催される。主催は日本システムハウス協会(JASA)。
「早くも」というべきか「ようやく」というべきか形容に迷うところではあるが(筆者的には「意外と早く」という感じ)、台湾VIA Technologiesの新CPU「C7」が来年早々にもマーケットに登場しそうだ。同社のブースには、C7を搭載するMini-ITXマザーボード「EPIA EN」が展示されており、来年2月ころには量産が開始されるという。価格は現時点では不明だが、8層基板を採用することもあり、現状のMini-ITXよりコストはかかりそうだ。
EPIA ENは、メインメモリとしてDDR2を採用しており、チップセットには新ノースブリッジ「CN700」を搭載する。C7のためにFSBが高速化されているほか、グラフィックコアはMPEG-2デコーダ内蔵のUniChrome Proを搭載している。現在、店頭でDDR2メモリの価格はDDRメモリと同等か、場合によっては安い場合もあるので、DDR2の採用はコスト的にも問題はないだろう。またEPIA EN以外に、エントリー向けの「EPIA CN」もあるとのこと。
C7は、90nm SOIプロセスで製造されるCPUで、パッケージサイズは21×21mmと小型。L2キャッシュが128KBとC3から倍増されるほか、SSE3にも対応しており、性能は「同クロック比でCeleron Mの8割程度」(同社担当者)という。最高2GHzまでの動作クロックに対応するとされるが、EPIA ENには1.5GHz版が搭載されるようだ。ちなみにファンレス動作は可能だが、製品にはファン・ヒートシンクが付くとのこと。
また、秋葉原のショップなどでNano-ITXマザーボード「EPIA N」の販売が予告されていたりするが、ブースの担当者に確認したところでは、今度こそ間違いなく発売されるとのこと。価格は現状のMini-ITXよりは高くなりそうだが、8層基板採用ということもあり、なかなかコストダウンも厳しいそうだ。個人的には、Nano-ITXのEPIA NとC7のEPIA EN、どちらを選ぶか迷うところだが、両方買ってしまいそうな気がしないでもない。
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