【レポート】

WUSB Developers Conference - ワイヤレスUSB対応機器の開発は順調

1 基調講演より - 対応機器の開発

    佐藤晃洋  [2005/10/31]

    現在PCにおける本体と周辺機器の接続インタフェースとしておなじみの存在であるUSB(Universal Serial Bus)を、新しい無線技術であるUWB(Ultra Wide Band)を使いワイヤレスで実現しようとする「ワイヤレスUSB」に注目が集まっている。そんな中、ワイヤレスUSBの最新の技術動向や規格の標準化内容に関し概要を説明する「Wireless USB Developers Conference」が9月28、29の両日に都内で開催された。

    同カンファレンスでは基調講演のほか、一般向けのテクニカルセッションと並行して報道関係者向けのセッションが開かれ、現在のワイヤレスUSB関連製品の最新動向や、UWBを巡る各国の電波行政の動きなどについて説明が行われた。

    ワイヤレスUSB対応機器の開発は順調に進んでいる

    初日に行われた基調講演では、ワイヤレスUSBを推進するリーダー的存在であり、USBに関する業界団体であるUSB-IF(USB Implementers Forum)の議長も務めるIntelのジェフ・ラベンクラフト氏に加え、Microsoftのフレッド・バサニア氏、日本テキサス・インスツルメンツ(TI)の丸山敏郎氏らが登場した。

    最初に登場したラベンクラフト氏は、冒頭でAVラックに並べられ様々なケーブルが接続されたビデオデッキやアンプ類の前に立ち「現在はこのように大量のケーブルが接続されているのが当たり前で、そのような環境に悩まされている人も多いだろうが、こんなものは今後はこうなる」と語るや否や、それらの機器につながれているケーブルをつかんで乱暴に引きちぎった(実際、引きちぎられたケーブルの一部は筆者の席まで飛んできたほどだ)。そして「ワイヤレスUSBを使えば、今後このような面倒な配線に悩む必要はなくなり、ユーザは簡単に様々な機器を使うことができるようになる」として、ワイヤレスUSBのメリットを強調した。

    ジェフ・ラベンクラフト氏

    その後ラベンクラフト氏はワイヤレスUSBの規格の概要について一通り説明を加えた上で(内容は既に本誌で何度もレポートしている通りなので省略する)、過去のIntel Developer Forumなどでデモに使用した機材を並べて「2002年には非常に大きな機材を用いて実験を行っていたものが、今ではUSBドングルに収まるサイズにまでコンパクトになった」と、対応機器の開発が順調に進んでいることをアピールした。

    USBドングルに収まったワイヤレスUSB

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