【レポート】

CEATEC JAPAN 2005 - 英スプラッシュパワー、ワイヤレス モバイル充電システムを2006年に販売開始

    村田修  [2005/10/07]

    幕張メッセで行われているCEATEC JAPAN 2005で、英スプラッシュパワー社社長のリリー・チェン氏と社外取締役の鶴見道明氏(ソニー顧問)が、同社の開発したワイアレスチャージ技術とその製品化についてのプレゼンテーションを行った。

    左が鶴見道明氏(ソニー顧問)と、中央がスプラッシュパワー社社長のリリー・チェン氏

    同社が開発したワイヤレス充電技術は、携帯機器が増加している中で、今まであまり顧みられなかった充電というシステムのスタイル自体を変えることを目的としたもの。コイルを内蔵したSplashPad(こちらにはAC電源を接続)の上に、同じくコイルを内蔵したレシーバを内蔵した機器を置き、電磁誘導の効果で機器の充電を行う。レシーバは携帯電話やシリコンオーディオプレーヤなどに組み込むことが可能なサイズ。充電に必要な時間は、通常の充電器を使用した場合と変わりはない。また、SlashPadにはセンサーが内蔵されており、レシーバ以外の金属類などが載せられた場合には作動しないよう、安全面も考慮されている。

    マルチSplashPadは、複数の機器を同時充電が可能

    SupulashPadには、1台の機器のみの充電を行う「シングルSplashPad」と複数の機器の充電を同時に行える「マルチSplashPad」の2種類があり、マルチSplashPadでは、同時に充電する機器の電源電圧が異なっていても構わない。なお、同時に充電できる機器のワット数は6Wまで。同社は、携帯機器のメーカーや製品の種類によらず充電が可能なこのワイヤレス充電器を使用すれば、家庭内にある複数の充電器や、それに付属するACアダプタ、さらには配線類を非常にシンプルにすることが可能なるとしている。

    さらに、共有スペースのテーブルなどにSplashPadを組み込めば、レシーバを内蔵した機器なら、その上に置くだけでどこのメーカーのどの製品であっても充電が可能になるなど、家庭内での使用のみならず、インフラとしての提案も行っている(家具などに組み込む場合は、SplashPadとレシーバとの間を5mm以下にする必要があるため、多少の工夫は必要)。

    SplashPadがインフラとして広く設置されれば、ユビキタス充電環境が実現することになるが、そのためには当然、レシーバが普及している必要がある。現在、複数の携帯機機メーカーとの間で、採用に向けた交渉が行われているが、レシーバの早期の普及に向け、既存の携帯機器に取りつけるための外部アタッチメントとSlashPadを、2006年にまず英国で発売する。当初は人気のあるデバイス向けのアタッチメントのみの発売。その際の価格はマルチSlashPadが150~200米ドル程度、アダプタは15~20$程度を予定している。

    関連記事

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

      イチオシ記事

      新着記事

      特別企画

      マイナビニュースマガジン