【レポート】

IDF Fall 2005 番外編 - AMD Update

1 2.6GHz以上はすべてFXかX2

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Photo01:IDF初日に設営中の様子。SunとAMDの共同ブースというのがちょっと面白い。

IDFにかならず裏番組を用意するのが恒例になっているAMD。ここ数回のIDFでは、単にプレス向けのブリーフィングを用意するのみならず、一般参加者にも目立つ形で何かのイベントをぶつけてくるようになった。

今年の場合、会場であるMoscone Westの通りを挟んで反対側にコーヒースタンドを用意し(Photo01)、"DUAL-CORE SERVICE"なるエスプレッソを無料で振舞う(Photo02)だけでなく、IDF初日にあたる8月23日のUSA Todayに全面広告を打ったり(Photo03)、と宣伝に余念がない。ついでに言えば、このDual-Core Duelの文面をそのまま印刷したビラを、IDFのShowcase会場内のあちこちに貼り付けてあったりして、なかなか挑発的である。


味は至って普通。ドーピングコンソメとかそういうものではなかった。当然ながら無料。

「デュアルコア対決」とは言っても、今のところIntelはとりあわない構えの模様。

さてそのAMDであるが、今回は特に新製品の情報とかは無し。来年予定のSocket M2はまだ時期尚早らしく、こちらも情報は一切無し。一応まだ未発表のMobile向けAthlon 64のDual Core動作サンプルなどはあったが(Photo04)、ほぼこれで終わり。そんな訳で専ら質疑応答に終始したミーティングであった。ちなみにお相手はTeresa de Onis氏とHal Speed氏である(Photo05)

確かにAMD64が動作するDual Coreであることは判るが、これがMobile Athlon 64だと言われても……ちなみに動作周波数やキャッシュサイズ、モデルナンバーやそもそもブランド名(Mobile Athlon 64 X2なのか、DTR Athlon 64 X2とかになるのか)も一切未公開。「ケースの中写真撮ってもいい?」「駄目」ということで、Socket 754かどうかも不明。

右がManager, Desktop Branding, Microprocessor Business Unit, CPGのTeresa de Onis氏、左がMarketing ArchitectのHal Speed氏。

Q: まず前回のミーティングからのUpdateを。

A: 今回はMobile向けのDual Coreの準備を行っているのが後ほどデモでお見せできる。これに続き、来年の前半にはLow Power VersionのTurion 64向けのDual Coreも予定している。また来年にはDDR2をサポートした製品をリリースする。

Q: IDFで、MicrosoftはVirtual Server 2005をリリースしましたが、これはIntelのVirtualization Technologyに対応したものになっています。で、AMDのPacificaに対応したバージョンは出るのでしょうか? それとも現在のバージョンは既にPacificaに対応していますか?

A: 我々は仮想化技術のHypervisorに関して、Microsoftと極めて緊密な関係を保っている。勿論VMwareなどとも同様だ。ただ、現在のVirtual ServerやVMwareでPacificaまでサポートされているかはわからない。ただ、こうした話は今に始まった事ではない。例えば過去にはSSEと3DNow!がそうだったが、IntelとAMDはそれぞれMicrosoftなどと緊密に関係を保ち、別々の開発コミュニティを形成してきた。今回もこれと同じだと思う。

Q: ところでAthlon 64 X2のラインナップを見ると、2GHz/1MB L2キャッシュという製品が抜けています。要するにAthlon 64 X2 4000+に相当する部分ですが、これが無いのは何故でしょう?

A: Athlon 64 X2は高いPrice/Performance Ratioを目指した製品で、当初は2.2GHz以上、つまり4200+以上の製品ラインナップのみを考えていた。3800+が追加されたのはOEMなどからの強い要求があったためだ。OEMはHoliday CycleにあわせてMain stream向けの安価な製品を投入することを希望し、このために3800+がラインナップに加えられる事になった。

Q: ではもっと低い周波数についてはどうでしょう? 今、OpteronのDual Core製品は1.6GHzからスタートしているわけですが、Athlon 64 X2にもこうした展開はあるのでしょうか?

A: 今のところそうした計画は全く無い。3800+でも、Single Coreの4000+と性能を比較するとやや見劣りする部分がある。Dual CoreはSingle Coreを上回るPrice/Performanceを提供するのが目的なので、これ以上低い周波数を出す事は意味がない。

Q: しかしパフォーマンスはアプリケーションによって変わると思いますが。

A: 確かにDigital Media ApplicationなどではDual Coreは良い性能を出す。しかしOverall Performanceを比較するとX2 3800+は4000+に及ばない。X2 3800+は先にも言ったとおり今年のHoliday Season向けのスペシャルであり、これ以上低い周波数の製品を投入することは無いと思う。

Q: そのAthlon 64についてですが、これまでだとAthlon 64 FXの新製品が出ると、それまでの周波数の製品はAthlon 64に置き換わっていました。ところがAthlon 64 FX-55は未だに発売されており、これがAthlon 64で置き換わるそぶりを見せません。いつFX-55が廃止され、Athlon 64に置き換わるのでしょう?

A: その予定はない。Athlon 64は2.4GHz駆動の4000+がトップエンドとなり、これ以上周波数が上がる事はない。従ってSingle Coreで2.6GHz以上の製品については引き続きAthlon 64 FXで提供してゆくことになる。

Q: それは、現在の90nm SOIプロセスでは2.4GHz止まりということでしょうか?それとも今後登場する新プロセスでも、やはり4000+がトップエンドという事でしょうか?

A: これはProduct Portfolioの観点からの決定であって、製造プロセスとは無関係である。勿論我々は今後もより高い動作周波数の製品を提供してゆくが、Single CoreのAthlon 64に関しては2.4GHzの4000+がトップエンドになる。

Q: つまり2.6GHzに関しては、Athlon 64 FXとAthlon 64 X2のみの提供になるということですね?

A:その通りだ。

Q: Turionに関してはどうでしょう? やはりSingle Coreは2.4GHz止まりとなるのでしょうか?

A: Turionはまた別のブランドとなるので、話は違ってくるはずだ。ただ我々はDesktop担当なので、よく判らない(笑)

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インデックス

目次
(1) 2.6GHz以上はすべてFXかX2
(2) Socket939のSempronはどうなるのか?

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