【レポート】

幕張メッセでロケット実験!? 50周年記念イベントで「ペンシル」が復活

2 宇宙で食べるカップラーメンは醤油、カレー、味噌、豚骨から味を選べる?

    大塚実  [2005/09/06]

    オープニングセレモニーには毛利さんも

    ペンシルロケット再現実験の模様を先にお伝えしたが、ここでオープニングセレモニーについても改めてレポートしたい。冒頭、挨拶に立ったのは、JAXA理事長の立川敬二氏。ペンシルロケットについて、まず当時の関係者の功績を讃えた後で、先日打ち上げに成功したM-Vロケット6号機や、スペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗した野口聡一宇宙飛行士の話題に触れ、「宇宙開発が進展したことで、日本でも宇宙そのものが身近なものになってきた」と評価。今回、ペンシルロケットの発射実験を再現することで、ロケット開発の原点に立ち戻り、「次の50年への新しい出発の日となることを期待したい」と述べた。

    挨拶にたつ立川敬二・JAXA理事長

    進行には、NHK解説委員の室山哲也氏と中山エミリさんも登場

    またゲストとして、日本宇宙少年団の団長としても活動している毛利衛宇宙飛行士も登壇。氏は当時7歳だったそうだが、その時に持った夢を「繋げていくこと」が自分の役割とし、「新しいものに挑戦する心、実現させるための努力、実行するときの勇気」の3つが宇宙開発には必要と、子供達にアドバイスを送っていた。

    ご存じ、毛利宇宙飛行士も登場

    JAXAや企業による展示

    会場では、ペンシルロケットの再現実験だけではなく、JAXAと民間企業などによる展示・体験コーナーも用意されていた。

    8月24日に打ち上げられた、光衛星間通信実験衛星「きらり(OICETS)」の模型。欧州宇宙機関(ESA)の静止衛星「Artemis」と、レーザー光による衛星間通信実験を行う。これはもちろん世界初の試みとなる

    この部分からレーザーを出すが、当然ながら光ファイバーなどないので、相手に正確に向ける必要がある。Artemisとは最大で約4万kmも離れるので、東京から富士山頂の針の穴を狙うくらいの精度が必要という


    野口宇宙飛行士がディスカバリーに持って行った、世界初の宇宙食ラーメン「スペース・ラム」。日清食品と共同で開発した。100ccのお湯を加えて5分間で出来上がりだ

    具材はこんなことになっている。味は、醤油、カレー、味噌、豚骨の4種類。ちなみにシャトル内で給湯可能なのは70℃のお湯で、この温度でも戻せる麺が開発されたそうだ


    凸版印刷のVRコンテンツ「スペースシミュレータ」。ゲームパッドを使用して、コンテンツを操作することも可能。大型スクリーンにも対応できる高精細画像が特徴だ

    50のストーリーが選択できる。科学館や博物館などを対象とした製品で、価格は250万円。レンタルなども可能だそうだ


    学習研究社は、「大人の科学マガジン」最新刊のプラネタリウムキットを使い、工作教室を開催していた

    予価1,800円ながら、結構ちゃんとした作り。あの「メガスター」で知られる大平貴之氏も協力している。9月26日の発売予定


    これはそのメガスター。相変わらずの人気で、長蛇の列ができていた

    内田洋行のブースには、教材が展示。写真を使った地球儀や、月球儀、火星儀も


    これは星座の恒星の距離を再現したもの。上から見るとバラバラだが……

    筒の正面(地球)から見ると、見慣れた形に。まぁ、ロマンのない事実ではある


    JAXAグッズの販売コーナーでは、ペンシルロケットの木製工作キットを1,000円で販売。実物大の模型になっている

    造幣局のブースもあった。ペンシルロケット50周年記念のプルーフ貨幣セットを発売するそうだ(詳細は未定)

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