【レポート】
IDF Fall 2005の2日目に行われたデジタルホーム・グループの基調講演で、Intelは新たに「Viiv」(ヴィーブ)というブランド名で家庭向けのデジタルメディア・テクノロジ戦略を展開すると発表した。Viivは消費者に"豊かなデジタル・エンターテインメント体験"を提供するためのプラットフォームである。モバイルテクノロジの「Centrino」に続く、同社で2番目のプラットフォーム・ブランドになる。同テクノロジをベースとした製品(以下Viiv PC)は、2006年第1四半期に登場する予定だという。
前日に行われたオープニング基調講演でPaul Otellini社長兼CEOは、ネットバブル崩壊後の低迷から息を吹き返し始めたパソコン市場に触れて、「消費者が求める製品を提供していれば、回復の道が拓ける」と指摘していた。その言葉が真実ならば、デジタルホーム・グループは重大な責任を負うことになる。同グループは、Intelの中で最も消費者に近い事業グループと言えるからだ。たとえば同社で研究・開発されている数々のテクノロジと、消費者の声を結びつける役割を担う。そこから生まれたのがViivである。
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現在、ブロードバンドに接続しているのは3億世帯。1世帯あたりを4人として、それぞれが2台のデジタル機器を利用したとすると、デジタルホーム市場は20億スクリーンのビジネスチャンスを抱える |
ライフに関するスペシャリスト、Domestic Designs and Technologies ResearchのGenevieve Bell氏 |
デジタル・ホーム担当の副社長兼GMであるDon MacDonald氏の基調講演では、まず同社で消費者の生活をリサーチしているGenevieve Bell氏が登場した。「家庭向けの製品開発は、どのような点を留意すべきか?」というMacDonald氏の質問に対して、Bell氏は「リアルライフの厄介な部分を解決できるようにデザインしなければならない」と答えた。
「デジタル機器で、音楽、写真、ゲーム、ビデオやTVなどを楽しむ」。簡単なことのように思えるが、実際には、機器の接続に苦労し、ファイルのやりとりではフォーマットの違いに悩むのが、多くの消費者のリアルライフだ。企業のように、トラブルを魔法のように解決してくれる専門家も周囲にはいない。このような一般的な消費者のリアルライフにおいて、デジタルメディアをシンプルかつ快適に扱えるようにするのがViivの狙いである。
モバイルプラットフォームのCentrinoを発表した際に同社は、「パフォーマンス」「接続性」「長いバッテリーライフ」「新しいフォームファクタの実現」の4点をアピールしていた。Viivでは、「パフォーマンス」「使いやすさ」「接続性」の3点をポイントとしている。特に強調しているのが使いやすさで、プログラム・マネージャーのMerlin Kister氏は「使いやすさには、より簡単なコンテンツへのアクセス、より簡単なコンテンツの利用、より簡単なデバイスの接続なども含まれる」と説明していた。
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