【レポート】

IDF Fall 2005 - オープニング基調講演 - GHzからマルチコアへ、次世代アーキテクチャを説明

1 GROWTH IS BACK - カギはワットあたりのパフォーマンスとマルチコア

Yoichi Yamashita  [2005/08/25]
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カリフォルニア州サンフランシスコで23日(米国時間)、Intel Developer Forum(IDF) Fall 2005が始まった。今回のテーマはマルチコア・プラットフォームである。オープニング基調講演でPaul Otellini社長兼CEOが、ノートPC向けの「Merom」、デスクトップPC向けの「Conroe」、サーバ向けの「Woodcrest」など、次世代のマイクロアーキテクチャを採用するプロセッサについて説明した。

「GROWTH IS BACK」でIDF Fall 2005は始まった

ネットバブル崩壊で停滞気味だったPCの出荷台数が再び伸び始めた

同氏はまず、2001年のIDFで"1GHz超"について語ったことを紹介。現行のPentium 4やXeonで採用されているNetBurstはスピードに焦点を当てたマイクロアーキテクチャであり、動作周波数が大きな目安となっていた。しかし、2003年に登場したモバイルテクノロジ「Centrino」は、NetBurstとは全く異なったアプローチで、短期間で新たなモバイル市場を開拓した。これは"モバイル"というユーザーの要望をうまくすくい上げた結果と言える。その背景には、ユーザーのコンピュータに対する要求の広がりがある。このようなユーザーの変化に応えるためには「ワットあたりのパフォーマンス」を追求する必要があるとOtellini氏。そして、そのパフォーマンスを引き上げるための答えが"マルチコア"である。

新市場を開拓したCentrino。左がCentrino登場前のサンフランシスコのホットスポット数、そして右がCentrino登場後

2GHzへの到達が課題だった2001年のIDF、現在はより快適なコンピューティングエクスペリエンスの提供が課題

その答えが「1ワットあたりのパフォーマンス」

次世代のマイクロアーキテクチャは、現在別々のマイクロアーキテクチャで提供されている"性能"と"電力効率"という2つポイントを兼ね備えた設計となる。High Performance Out of Order(OOO)、マルチコアの特徴を生かすキャッシュシステムを備え、電力機能やメモリアクセスなどが強化される。また64bit対応、仮想化技術の「Vanderpool」、セキュリティ技術の「LaGrande」、「Intel Active Management Technology(AMT)」など、すべてのカテゴリーの製品で共通の機能群を提供する初のマイクロアーキテクチャとなり、ソフトウエア開発者の負担を軽減する。

基調講演では細かな説明は省き、「百聞は一見にしかず」と、Merom、Conroe、Woodcrestの動作デモを披露した。いずれもデュアルコアで、製造プロセスは65nm。「3つのシリコンは快適に動作している」とOtellini氏。それぞれのパフォーマンスは、Meromが初代Baniasの3倍、ConroeはオリジナルのNorthwoodの5倍、そしてWoodcrestがNoconaの3倍を実現しているという。

2006年後半に新マイクロアーキテクチャを採用したプロセッサが登場

Meromのデモ

Meromの1ワットあたりのパフォーマンスは初代Baniasの3倍

Conroeのデモ

ConroeはオリジナルのNorthwoodの5倍

WoodcrestのデモはDP構成

WoodcrestはNoconaの3倍

Merom、Conroe、Woodcrestのリリース時期は2006年下半期を予定している。同社は年内に65nmプロセスによるプロセッサをリリースする計画で、次世代マイクロアーキテクチャのプロセッサ群が登場する2006年後半には65nmプロセスの製品が90nmプロセスの製品を出荷数で上回ると予想する。また同社では、今後18カ月の間に1,600万個のデュアルコア・プロセッサの出荷を見込んでいるそうだ。さらに同氏は「その先にはクワッドコアが控えている」と述べる。すでに同社では10以上のクワッドコアのプロジェクトが進行中で、その一部は24日(米国時間)に予定されているPat Gelsinger氏によるDegital Enterpriseの基調講演で説明されるという。

2006年後半に出荷数で65nmプロセス製品が90nm製品を上回ると予測

少し遅れてデュアルコアがシングルコアを上回ると予想

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インデックス

目次
(1) GROWTH IS BACK - カギはワットあたりのパフォーマンスとマルチコア
(2) 未来のあるマーケットは、過去の技術では開拓できない

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