【レポート】

東京国際ブックフェア2005 - iPodやPSP向け電子書籍ソリューションも

1 コンテンツ配信は携帯向けが好調、松下は読書専用端末の新モデルを参考出品

    冨田秀継  [2005/07/08]

    「東京国際ブックフェア2005」が、7日から10日にかけて東京ビッグサイトで開催されている。東京国際ブックフェアは書籍に関するサービス・商品の国際見本市で、昨年は48,000人が来場したという。人気作家のサイン会や各種セミナーなど多くの催し物が予定されており、今年は昨年を上回る53,000人の来場者を見込んでいるとのこと。開催期間中は、出版各社による書籍の展示・販売や電子書籍サービスの紹介、出版関連ソフトウェアのデモンストレーションなどが行われる。また、9日と10日の一般公開日は書籍を割引価格で購入することが可能で、読書家が集い大いに賑わうだろう。

    東京国際ブックフェアと同時開催されているデジタルパブリッシング フェアは、コンテンツの配信とデジタル化に関するサービス・技術を集めた専門展だ。デジタルコンテンツ・ソリューションの現在は、専用デバイスを新規ユーザーへ届けるハード面のアプローチより、利用者が多数いる携帯電話へコンテンツを届けるソフト面のアプローチが、依然として主流だった。

    セルシスのブースでは、同社のソフトウェア「ComicSurfing」を利用してサービスを行っている四社がデモンストレーションを行っていた。その中の一社、キネマンニュースは、ニュースを四コマ漫画で配信する携帯電話向けサービスを開始する予定。ニュースの第一報が入ってから漫画家へ原稿を依頼、4時間ほどで該当ニュースの四コマ漫画を配信するという。ニュース漫画の配信数は日に5~10本を予定しているとのこと。また、有名作家の新作や旧作も配信される予定で、全体で100タイトルほどになるのではないかとしている。サービス開始は八月からの予定。

    日野日出志 / 柳沢きみお / 窪田まり子 / さかもと未明 / 藤臣柊子 / 森園みるくといった漫画家の作品が配信される予定

    松下電器のブースでは、読書専用端末「ΣBook」の現行機BKE-AW-N7と、参考出品として次期モデル「マルチBookプレーヤ」が紹介されていた。

    現行機(2004年2月発売)に比べて、より明るく高解像度の液晶を搭載している(右が次期モデル)

    次期モデルは、USBインタフェースを搭載しSD-CPRM(著作権保護機能)に対応。文字情報だけでなく、文字と音声(朗読)・画像(グラビア)といった読書の楽しみ方を提案していくという。また、手が不自由な人でも読書可能、お風呂でも読書を可能にするなどの機能をオプションとして提供する予定とのこと。

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