【レポート】

第2回ASIA ROBO-ONE大会 - 韓国TAEKWON-VがV2を決める

1 まずは予選から

    佐々木朋美  [2005/06/28]

    韓国第2の都市、釜山にて「第2回ASIA ROBO-ONE大会」が開催された。1日目には、二足歩行の技術やフリー演技による合計点数を競う予選、2日目にはロボット同士が闘う決勝が行われ、2日間、熱い戦いが繰り広げられた。決勝戦は韓国のTAEKWON-V対日本のdynamizer。

    今回の大会は、機械産業に関する技術や製品を展示する「Busan International Machinery Technology Fair 2005 (BUTECH 2005)」の一環として行われた。ASIA ROBO-ONE大会の注目度は高く、人出の多い週末に開催されたということもあり、常に歓声が絶えない盛り上がりぶりを見せていた。

    参加したのは、韓国15チーム、日本6チームの合計22チーム、ロボット23体。これらが予選を戦い、勝ち残った16チームが決勝戦に進むこととなる。予選は50点満点の競技2種を戦い、合計点数の高い順から予選を突破するという仕組みだ。

    二足歩行の技術が競われた第1予選は、制限時間90秒以内に壁で仕切られた曲がりくねった通路を歩き、ゴール地点に置いてあるボールを落とすという内容。得点は、歩いた距離が最初の曲がり角までの場合は10点、次の曲がり角までは20点、さらに次の曲がり角までは30点で、最後にボールまで落とせば満点の50点が入る。ボールを落とせずに手前で終わった場合は40点だ。

    この競技を見ると、一見単純に見える二足歩行が、いかに難易度の高い技術であるかが分かる。あまり速く歩こうとすると倒れ、かといって慎重すぎるとほとんど前に進むことができない。とくに180度の回転を要求されるヘアピンカーブは、ロボットたちにとって難関のようで、曲がりきれずに転んでしまうケースが多かった。そこでターンの際の負担や時間ロスを減らそうと、後ろ向きで歩く、あるいは、横に蟹歩きをするなどの工夫をするチームも多かった。スピードと技とが要求されるこの競技で、結局、90秒以内にボールを落とすことができたのはHayato Suga氏の「Great Majingaa」のみだった。

    動画
    安定した歩行と確かな操縦で、見事ボールを落とした、日本ではおなじみの「Great Majingaa」(wmv形式 2.1MB 1分08秒)
    本当に「あと一歩」のところでボールを落とせなかった「Y.G.Shiranui」。会場からも惜しむ声が(wmv形式 2.6MB 1分26秒)
    動画
    今大会一の巨漢「MYRO2」。最初の曲がり角を曲がりきれず、壁の外に落ちてしまう(wmv形式 2.7MB 1分28秒)
    競技の合間、デモンストレーション用ロボットたちが見せてくれたダンス。ぴったりと息の合った踊りを披露してくれた(wmv形式 2.2MB 1分10秒)

    第2予選では、2分間、自由演技を披露するデモンストレーションが行われた。点数は審査員の判断による。決まった動きなどはなく、自分の特技を活かせるチャンスとあって、それぞれがユニークな動きでアピールする。音楽に合わせて踊るロボットあり、段差を昇降するなど高度な技術を見せるロボットあり、キックやパンチなど、戦いでの得意技を繰り出すロボットあり……それぞれのキャラクタが浮き彫りになる第2予選だった。

    動画
    花束を渡せず、泣いてくやしがる「Metallic Finghter」。安定感のある逆立ちには感嘆の声が漏れた(wmv形式 3.6MB 1分56秒)
    動画
    全体的に見ても体の小さな「Esper_MX」。多彩な動きで、かわいらしいダンスを披露(wmv形式 3.6MB 1分53秒)
    ライバルの写真を貼った箱をなぎたおす、「TAEKWON-V」(wmv形式 3MB 1分41秒)

     

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