【レポート】

COMPUTEX TAIPEI 2005 - ATI版SLI「CrossFire」対応マザーが登場!

 

既報の通り、ATI Technologiesは、複数のグラフィックカードによるマルチレンダリング対応チップセット「Radeon Xpress 200 CrossFire Edition」を発表した。COMPUTEX TAIPEI 2005の2日目となる6月1日にはATIによる発表会が予定されており、詳細はそちらで明らかになると思われるが、会場には初日から対応マザーボードが展示されていた。

ATIのデモマシン。なぜか水冷

グラフィックカードはRadeon X850が2枚

ついに登場したATI版SLI

会場近くのホテルに設けられているATIのブースには、同社のチップセットを搭載している各社のマザーボードが展示。ASUS、MSI、ECS、DFIのCrossFire対応製品があったほか、ATIによるCrossFireのデモも行われていた。

ATIの会場には同社製チップセット搭載マザーボードが展示

CrossFireはNVIDIAのSLIに対抗する位置付けとなるもので、Intel・AMDの両プラットフォームに対し、それぞれチップセットが提供される。ノースブリッジは、Intel向けが「RD400」、AMD向けが「RD480」で、サウスブリッジはIXP400/450などが対応する。

SLIとの大きな違いは、2枚のグラフィックカードがマスター、スレーブと異なる製品の組み合わせとなることだ。SLIでは基本的に同じGPU・ベンダーの製品を使う必要があったが、CrossFireでは、これから登場するCrossFire Editionのグラフィックカードがマスターとなり、従来の製品はスレーブとして利用される。CrossFire EditionのグラフィックカードはRadeon X850/X800で登場し、それぞれ従来のX850/X800と動作可能。他社製品同士の組み合わせでも問題ない。

CrossFireの対応。X850とX800を組み合わせることも可能だが、その場合は遅い方のクロックに合わされるとのこと

CrossFireのパフォーマンス比較。従来のハイエンド製品X850 XT PEとの比較だが、アプリによって上昇幅はかなり異なる

CrossFire対応マザーボードには、PCI Express x16形状のスロットが2つ用意される(CrossFire有効時にはそれぞれ帯域はx8)。2枚のVGAの接続はDVIケーブルで行われており、SLIのようなブリッジは必要ないほか、セレクタやジャンパもマザーボード基板上には見られなかった。

外側ではDVIケーブルで接続されていた

スロット近くには4ピンの電源コネクタが

また、拡張スロットの近くには4ピンの電源コネクタを用意している製品が多かったが、同社の資料によれば、500Wクラス以上の電源が推奨されるそうだ。

各ベンダーのブース

会場の各ベンダーのブースでは、それぞれ展示やデモが行われていた。CrossFire対応マザーボードの発売時期に関しては、「6月以降」や「7~8月」と答えるメーカーがある一方、「ATIのチップの出荷状況による」とするメーカーもあり、少しはっきりしない状況。

ASUSの「P5RD2-MVP Deluxe」は、RD400を搭載するLGA775用の製品。サウスには、ULiのM1573が組み合わされている。拡張スロットは、PCI Express x16(形状)が2本、PCI Express x1が2本、PCIが3本で、PCI Express x16の間にPCI Express x1が2本挟まれる配置となっている。メモリはデュアルDDR2 667をサポートする。

ASUSの「P5RD2-MVP Deluxe」。これ自体は今年のCeBITでも展示されていた

動作デモ。上側のグラフィックカードがマスター側とのこと

デモも行われており、グラフィックカードには同社の「EAX850XTP」が2枚使用されていた。見た目はほぼ一緒だが、CrossFire Editionの方にはコントロール用の専用チップが1つ搭載されているとのこと。なので、いま販売されているノーマル版のBIOSをアップデートすればCrossFire Editionになる、というわけでもなさそうだ。

MSIの「RD480 Platinum」は、Socket 939のAMD向け製品。こちらはPCI Express x1、x16、x1、x16という並びになっており、間には1スロット分の空きがある。そのほか、PCIスロットが2本用意される。

MSIの「RD480 Platinum」

両プラットフォームの製品を展示していたのがECS。LGA775用が「PA1 Extreme」、Socket 939用が「KA1 Extreme」で、どちらの製品も同社ブースにて動作デモが行われていた。サウスには最新のIXP450を採用。基板上の2本のPCI Express x16スロットは色が異なっており、オレンジ色がマスター用、青色がスレーブ用となるそうだ。

デモ。左がLGA775用の「PA1 Extreme」、右がSocket 939用の「KA1 Extreme」

これはATIの会場に出ていたAMD用マザー。名称が違うが、おそらく同じ製品

DFIは、Socket 939に対応する「LANParty UT RDX200」を展示。メモリスロットがリア側に付くという珍しいレイアウトのマザーで、デュアルGbEも装備している。

DFIの「LANParty UT RDX200」。ノースブリッジにファンが付く

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