【レポート】
ちょうどエイプリルフールのあたりから情報が出始め、その真偽まで含めて話題となった人間搭乗型の二足歩行ロボット「LAND WALKER」。全高3.4メートル、総重量1トンというその巨大な姿に、ついに「○○○○」が実現か? と期待したロボットアニメ世代の人も多いはず(○には各自で好きなロボット名を挿入)。開発したのは、群馬県は榛東村の環境設備メーカー、榊原機械。詳細を聞きに、さっそく直撃取材を試みた。
アポをとった時間は午後1時半だったのだが、バスの都合でその2時間前に最寄りの停留所まで着いてしまった筆者。だが、ちょうどいいことに目と鼻の先には村営の「しんとう温泉 ふれあい館」があり、せっかくなのでとりあえず一風呂浴びてから(料金:2時間以内300円)伺うと、すでに同社工場の敷地内にはドーンとLAND WALKERが鎮座。まるで目印のようで分かりやすかったが、連休の旅行中と思われる家族連れが次々に車を止め、写真を撮っていた。
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LAND WALKERを開発した2人。榊原機械・開発課の南雲正章氏(左)とP.A.テクノロジー・代表取締役の松村茂夫氏(右) |
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これを開発したのは、同社開発課の南雲正章氏。同社は環境・農業向けの設備機械を主に製造しているメーカーだが、新規事業としての立ち上げを狙い、ロボットの開発にも力を入れているのだという。このLAND WALKERは、アミューズメント分野を狙って開発されたもので、胴体の両脇に装備された空気砲は2機での対戦を視野に入れたものという。とりあえず現状、LAND WALKERはこれ1体しかないが、各地のイベントなどでの公開も検討されているとのこと。
開発には約2年を要し、機体が現在の形になったのは今年2月。3月末に発売された情報誌で紹介されたことが発端となり、ネットでも急速に話題が広まったが、時期がちょうどエイプリルフールに重なったこともあり、半信半疑の人も多かったようだ。だが、その後になってテレビや新聞・雑誌などで多数報じられるようになり、一般の人にも広く知られるようになった。
ネットでの反響は、やはり「~~に似ている」というものが多かったが、LAND WALKERのデザインに関しては、特に意識した「モデル」はなかったという。南雲氏は、設計から実際の製造まで担当しているが、設計の段階では「まず人を乗せることから考えた」という。乗せるためには、ここに足が付く必要があり、それがこう動く必要がある、というように、まず機能面から形を考えた。さらに技術的・コスト的に、同社で製作できるような形状にする必要もあった。「こだわりを持って外側のデザインから始めてしまうと作れなかったのでは」と南雲氏。
しかし乗る側にとっては、デザインに凝ることで、より楽しくなるのもまた事実。これについては、将来の小型量産モデルにおいて、ユーザーが外側のデザインを選択できるようにすることも考えているそうだ。規格をオープンにし、サードパーティ製やマニアが作った「ガワ」などがたくさん出てくると面白そうだ。
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