【レポート】E3 2005 - 任天堂がゲームボーイミクロを発表、Revolutionの詳細も

    Junya Suzuki  [2005/05/18]

    任天堂は5月17日(米国時間)、ゲーム総合展示会「E3」開催に先駆けて、報道関係者向けの発表会をアカデミー賞の授賞式で有名な米カリフォルニア州ハリウッドにあるKodak Theatreで開催した。前日16日にはソニー「PlayStation 3」とMicrosoft「Xbox 360」の詳細が発表されており、それに続く第3の次世代ゲーム機として期待が高まっていたのが、同日任天堂が発表すると予想される「Revolution(開発コード名)」だ。

    立ち見どころか、通路に座って話を聴く人間も出る超満員の会場のなか、任天堂代表取締役社長の岩田聡氏の挨拶で会見はスタートした。まず同氏は昨年2004年末に北米より販売開始された携帯ゲーム機のNintendo DSの話題に触れ、全世界で500万台以上販売されたことを発表した。さらに携帯ゲーム機市場全体でみれば、同分野の任天堂のシェアは94%に上る。こうした携帯ゲーム機ビジネスの好調さを受け、さらにその力を強めるための戦略製品として同社が投入するのが、今回初めて発表される「ゲームボーイミクロ」だ。約10×5cmの筐体に、厚さは約17mm、重量は80g未満となる。ゲームボーイアドバンスと互換性を持っている。

    入場中の記者会見場の様子。超満員の会場の中で、発表内容に期待が高まる

    まず、Nintendo DSの販売が好調で、世界で500万台以上が売れたことを報告

    携帯ゲーム機市場全体では94%のシェアとなり、任天堂が圧倒的な力を持つことをアピール

    さらなる拡大に向け、新製品の「ゲームボーイミクロ」を発表

    新製品は小型筐体が特徴。大きさ厚みともに、折りたたんだ携帯電話くらいの感覚だ

    アップ画面、小さい液晶ながらも、視認性が落ちていない点をアピール

    任天堂が提供する製品写真。筐体色はシルバー

    別の角度から眺めた様子。やや厚みがある感じ

    そしてお待ちかねの「Revolution」の発表だ。岩田社長が手にするのがRevolutionのプロトタイプであり、DVDフル規格ドライブ+αくらいの筐体サイズとなっている。筐体色は確認できているだけで5種類。今回プロトタイプが公開された黒のほか、緑、赤、白、シルバーが用意されるようだ。同製品はオプションでDVDビデオ再生も可能となっているほか、以前に何度か報道されているように、無線LANのWi-Fi機能を標準で装備する。CPUにはIBM製のBroadway(開発コード名)、GPUにはATIのHollywood(開発コード名)を採用。本体にはSDカードスロットとUSB 2.0ポートが用意され、512MBのフラッシュメモリを標準搭載する。筐体自体は持ち運びが可能で、立てかけるための専用スタンドが用意される。

    そして注目は、究極の上位互換性機能である。本体内蔵のDVDドライブには12cmのフル規格のディスクだけでなく、ゲームキューブで採用されている小型ディスクも挿入でき、同プラットフォーム向けのソフトウェアをそのまま利用できる。さらにRevolutionでは、NES(ファミリーコンピュータ)、SNES(スーパーファミコン)、Nintendo 64の3つのプラットフォームとも互換性があり、過去の資産をすべて利用できる点が特徴だ。カートリッジ式のソフトウェアを利用する方法については詳細を明らかにしていないが、内蔵フラッシュメモリとWi-Fiなどのネットワーク機能が1つの鍵になるものと思われる。

    いよいよ公開された任天堂の次世代機「Revolution」。社長の岩田氏が手に持つのがそのプロトタイプだ

    筐体カラーは5種類用意されるようだ

    会場では、Revolution向けのメトロイドのデモが公開された

    メトロイドのデモの続き。背後から飛行船が現れてフェードアウトしていく

    任天堂が提供する製品写真。本体サイズはCD/DVDドライブよりやや大きいくらい

    着脱式の専用スタンド

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