【レポート】

IDF-J 2005 - 日本でもIDFが開幕、デュアルコアのプラットフォームが焦点

    日高彰  [2005/04/07]

    インテルは7日より2日間の日程で、開発者向けイベント「インテル・デベロッパ・フォーラム Japan 2005」を開幕した。「デジタルホーム」「デジタル・エンタープライズ」「モビリティ」の3つを軸として、Intel幹部による基調講演や、各分野について詳細な解説を行う技術トラック、そして出展各社の開発成果が展示されるデモ・ショーケースなど、最新技術を知るための多彩なプログラムが用意されている。

    また同社では並行して報道関係者向けに製品や技術の動向を解説する説明会を実施。初日には登場が近いとされるマルチコアプロセッサについてのセミナーが行われ、3月初めに開催されたIDF Spring San Francisco 2005に続き日本でも、初のマルチコア製品として「インテル Pentium プロセッサ エクストリーム・エディション(XE) 840」と具体的な商品名が案内された。

    Pentium XE 840と955Xチップセット。このほか、メインストリーム向けにHTテクノロジを省略したデュアルコア製品「Pentium D」が用意されている

    3.2GHzで動作するコアをダイ上に2個搭載し、各コアに1MBずつ、計2MBのL2キャッシュを搭載する。FSBのスピードは800MHz。90nmプロセス技術で製造され、エクステンデッド・メモリ64テクノロジ、エグゼキュート・ディスエイブル・ビットなどの機能を搭載。さらに2個のコアがそれぞれハイパー・スレッディング・テクノロジに対応するため、計4スレッドを同時に処理できる。対応するチップセットは955X。今年第2四半期に市場投入される予定。

    同社のテストでは、従来のハイエンドプロセッサであるPentium 4 XE 3.73GHzと比較した場合、ビデオエンコードで50%、MP3ファイルの作成で65%、3Dイメージのレンダリングで52%の高速化を実現し、テレビの2番組同時録画を行いながらのゲームプレイでは124%のフレーム増加が確認されたという。

    パフォーマンスアップの数値が示された。右写真はグラフィックのレンダリングを行うテストで、左のスクリーンが従来のPentium 4 XE 3.73GHz、右が今回のPentium XE 840で、4スレッド同時処理が行われているのがわかる

    解説を行ったIntel・シニアフェロー兼デジタル・エンタープライズ事業本部CTO兼プラットフォーム・プランニング、アーキテクチャ&テクノロジ担当ディレクタのスティーブ・パウロスキ氏は、この強力な新プロセッサを中心にしながらも、チップセットやボード、ソフトウェア開発ツールや開発者向けサービスなどを提供し、同社製品をとりまく環境を包括的に向上させていく「プラットフォーム」戦略を重視していくと説明。「Intelは単なるシリコンカンパニーではない」(同氏)と述べ、プラットフォーム全体をIntelとパートナー企業がサポートすることにより、プロセッサパワー以上に高い価値を提供していけると強調した。

    同社の現在の基本戦略である「プラットフォーム」を強調

    デジタル・エンタープライズ事業本部CTOのスティーブ・パウロスキ氏

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