【レポート】
多くても年に数回しか上がらない「打ち上げ花火」---不謹慎ながら、筆者はそう表現することもある。ロケットのことだ。打ち上がるのは1度に1発だけだが、あの潔さは花火に通じるものがあり、あの迫力は花火とは比べものにならない。筆者は以前、H-IIAロケット試験機1号機の打ち上げ(2001年8月)も現地で見たことがあるのだが、その時に感じたのが冒頭の一文。純粋に、「観光」と考えても面白いと思う。
花火も会場で見るのとTVで見るのとは違うように、ロケットの打ち上げもナマで見るとかなり異なる。実際に見に行った多くの人が「迫力が全く違う」「感動した」というように、現場でしか感じられないこともあるのだ。
しかし、いざ見に行くとなると、問題となるのはスケジュールだ。普通に会社員をやっていると、そんなに連続して休暇を取りづらいうえ、打ち上げは遅れるのが「当たり前」。当初の予定通り上がる方が珍しい。1号機の時も直前になって数日間の延期があったし、今回も川崎発のフェリーに乗り込んだ翌日、足摺岬沖を通過中に延期の報道を知った。
ではあるものの、そんな障害があるからこそ、「1度は見てみたい」と思うのもまた事実。休暇に関しては、上司の弱みを握るなり、ついでに転職するなりして何とか都合をつけてもらうほかないが(実際、前回の筆者も職を変える間の無職の時)、1週間程度の休みが取れるようであれば、ぜひ1度は旅行先として検討してみてはどうだろう。
すでに報道されたように、今回のH-IIAロケット7号機の打ち上げは成功し、搭載した「運輸多目的衛星新1号(MTSAT-1R)」(「ひまわり6号」)を軌道に無事投入することができた。打ち上げ再開後の最初のロケットとして注目も高かったが、筆者も現地に足を運んでみたので、ここでその模様を紹介したい。少しでも参考にしてもらえれば、と思う。
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