【レポート】

CeBIT 2005 - Zalmanの新型ファンレスケースと"鳥かご型"CPUクーラー

    大塚実  [2005/03/15]

    これまでZalmanのファンレスケースというと、比較的ハイエンド向けのイメージが強かったが、今回、同社は従来に比べてかなりコンパクトになった「TNN300」を展示。従来同様「完全ファンレス」を実現するもので、サイズとともに価格も大幅ダウン、より一般への普及を目指した意欲作となっている。

    Micro-ATX用の「TNN300」

    TNN600AFと並べると、その小ささがわかる

    一気にコンパクトになったTNN

    対応するフォームファクタはMicro-ATX。PC内部で発生した熱をヒートパイプでボディに逃がし、表面から自然放熱するのは、これまでのシリーズと同様で、TNN300ではCPUの熱を向かって右側面のヒートシンクに、GPUの熱を正面の放熱パネルに排出している。また背面にもヒートシンクがあるが、これは将来、CPUの排熱能力を強化する際の使用を想定しているとのことだ。現状では、TDPが70WまでのCPUが利用可能とされている。

    また電源は、左側面パネルに設置しており、排熱は外側のヒートシンクから行う。容量は350Wと、今となっては少な目なものの、変換効率が80%と高いのも特徴。それに、70W TDPクラスのCPUではこれで十分だろう。対応CPUは、IntelはNorthwoodコアのPentium 4、AMDはWinchesterコアのAthlon 64(3500+/2.2GHzまで)となる。ちなみにマザーボードの多くは使用できる(90%と担当者は言っていた)とのことだが、例えばメモリを水平方向に設置するものでは、CPUから出るヒートパイプの邪魔になり利用できない場合があるという。

    電源はこちらのカバーに搭載している

    CPUの熱はヒートパイプで右側面へ逃がす

    グラフィックカードからは前面に

    オプションとしては、専用のリモコンとアプリケーションも用意される。イメージとしてはWindows XP Media Center Editionのような機能を持つものだが、このリモコンは中央のスティックでマウスカーソルを動かすこともできる。文字入力についても、ソフトウェアキーボードによる携帯電話のような方法で入力可能だ。

    これがそのリモコン

    インタフェース画面

    2カ月後くらいから出荷される見込みで、価格は750ドル程度、とのこと。従来のTNN500Aが10万円台半ばで販売されていたことを考えると、それでも、まだ少し高めではあるが、完全ファンレスケースがだいぶ入手しやすくなりそうだ。

    斬新デザインのCPUクーラー

    また、「鳥かご型」としか言えないような形状のCPUクーラー「CNPS8000A」も展示していた。これはCPUヘッドから延びる14本のヒートパイプとフィンで「かご」が作られ、その内部に天井から9cmファンがぶら下がっているというもの。

    「CNPS8000A」。これはフィンがアルミのバージョン

    設置例。チップセットのヒートシンクがギリギリ

    大きさが結構あるので取り付けには注意が必要になりそうだが、展示ではIntel製D915GAGにマウントされていた。冷却能力については、7700シリーズよりも7℃程度優れるそうだ。対応CPUは、LGA775、Socket 754/939/940。

    花型CPUクーラーの新製品は、プレート・ヒートパイプを採用した「CNPS7700HP」。これはプレート状のヒートパイプと通常のヒートパイプを組み合わせ、より熱の伝導能力を高めたものだ。ファンには従来同様12cmのものが採用されている。

    CNPS7700シリーズの新製品「CNPS7700HP」

    CPUベースを横切っているところがプレート・ヒートパイプ。通常のヒートパイプも2本組み合わされている

    関連記事

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン