【レビュー】
iPhoto 5.0の新機能で、もっとも注目しているのが編集機能の強化とRAW画像への対応だ。編集機能の強化は、これまでは自動補正機能など、あまり本格的な機能は提供されていなかったが、新たに「調整」機能が追加され、明度やコントラスト、彩度、色温度、傾きの補正、露出、レベル補正などが可能になっている。サムネイル表示からダブルクリックで編集画面に移行し、画面下の各種画像編集ボタンから画像を行う。
従来通り搭載されている「補正」は、自動でレベル補正をしてくれる機能で、ある程度の補正はこれだけでも間に合う。便利なのが、編集後に[Control]を押すと、編集前の画像を表示してくれる機能。簡単に編集前後の画像を確認できるのが便利だ。
ちなみに画像を編集する場合、オリジナル画像のコピーを編集する形になるため、オリジナル画像には変更が加えられない点もポイントだ。これはPhotoshop Elements 3.0と同じ仕組みで、ファイル自体は増えるが、iPhoto上では1枚の画像として扱われるので、管理も簡単だ。画像を編集すると、オリジナル画像は「Original」フォルダに保存されるので、補正に失敗した場合は、いつでもオリジナル画像に戻せる。ちなみに各画像のサムネイルは「Thumbs」フォルダに保存されている。
細かい調整をしたい場合は「調整」から各種パラメーターを変更できる。設定できるのは「明度」「コントラスト」「彩度」「色温度」「色合い」「シャープネス」「傾き補正」「露出」「レベル補正」の9項目。スライダで適用範囲を決める方法で、数値を指定しての入力はできないが、各設定項目のアイコンクリックで、数値の微調整はできる。[Command]+クリックで、カーソル位置を基準としたグレーバランスの調整も可能だ。編集時のプレビューも高速で、各パラメーターの適用結果がすぐに分かる。
基本的な画像編集機能は備えられており、クリックホワイトバランスツールも搭載するなど、柔軟な編集が可能なのだが、複数画像の一括補正ができない点は残念なところ。画像を複数選択して、一気に自動補正をかける、という手法が使えれば、さらに画像編集が楽になると感じた。
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