【レビュー】
デジタルカメラで撮影した画像、Webからダウンロードした画像など、昨今のPC内は画像にあふれている。特にデジタルカメラとカメラ付き携帯電話が、PCを画像でいっぱいにした、といっても過言ではないだろう。今や1年間に数千、数万枚単位の写真を撮る人も珍しくなくなってきている。
そうした時代背景を受けて、画像管理ソフトが多く世の中に出回っている。それぞれさまざまな特徴を備えた製品だが、ユーザーごとに、どういうポリシーで画像を管理するか、といった点をきちんと考えたうえで製品を選びたいところ。
筆者が、画像管理ソフトに求める機能を列挙すると、
といったところだ。これを満たすソフトは意外に少ない。その中から、アドビシステムズの「Photoshop Elements 3.0 for Windows」について見てみよう。「Photoshop Album」と統合され、アルバム管理機能が強化された同製品は、フォルダではなく撮影日付で管理する方法で、取り込んだ画像のサムネイルが一度に表示できるほか、サムネイル画像の表示サイズも柔軟に選べる。Photoshop譲りの画像の編集機能は強力で、編集後はオリジナルと異なるファイル名で保存され、アルバム上では編集前後の画像を1枚にまとめてサムネイル表示するため、管理も簡単だ。
検索についても、「名札」の概念により、ドラッグ&ドロップで画像に自由に名札を付け、名札ごとに画像をピックアップする手法であり、名札をきめ細かく付与して、さらに撮影日付も利用すれば、ほとんど苦もなく希望の画像を抽出できる。
難点といえば、機能が豊富なために起動に少々時間がかかる、という印象がある点。ただ起動後は比較的高速に動き、サムネイル表示では問題を特に感じない。RAW画像の編集・管理にも対応しており、機能的には十分だ。
しかし、ここに来て注目のソフトが登場してきた。Mac OS X限定ではあるが、定番の画像管理ソフト「iPhoto」がメジャーバージョンアップして「5.0」となり、RAW画像への対応を始めとする、大幅な機能アップを果たしたのだ。Appleによれば、iPhoto 5.0ではRAW画像や動画への対応、編集や検索機能の強化、スライドショー機能の向上などが図られたようだ。特にRAW画像への対応と編集・検索機能の強化で、iPhotoが筆者の求める画像管理ソフトに成長したのか、ここでは、iPhoto 5.0の新機能とその使い勝手を中心にチェックしてみたい。
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