【レポート】

IDF Spring 2005開催 - Vanderpoolのディテールが明確に

1 今年のテーマは"Intel aligns around platforms"

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今年もIntel Developer Forumの開催時期がやってきた。会場は従来同様San FranciscoのMoscone Centerではあるが、従来のMoscone SouthからMoscone Westに場所を移しての開催である。会期は3月1日~3月3日の3日間であるが、前日に開催されたInternational Media Briefingの内容を元に、ちょっとPreviewをご紹介したい。


従来のIDFは、Intelの新技術を発表すると共に、その使いこなし方を紹介するというイメージが強かったわけであるが、最近は個別の新技術が前面に来るというよりも新たなプラットフォームが前面に押し出され、これを支えるものとして個別の新技術が出てくるという位置付けになりつつある(Photo03)。今年の目玉といえばマルチコアやVanderpool Technologyなどであるが、それを全面的に押し出すという形にはならないようだ。

説明はお馴染みFrank Spindler氏(VP, Sales&Mktg Group, Directorm Technology Programs)。

(Photo03)今年のテーマは"Intel aligns around platforms"。あくまでプラットフォームを作り出すという点を強調した。

AMT(Intel Active Management Technology)

(Photo04)AMTの位置付けも、"Embedded IT"というキーワードを支える1要素という話。この辺りは明日以降の基調講演で色々出てくるだろう。

まずはロードマップ特集の中でちょっとだけ触れたAMTである。説明によればAMTとは複数のPCをリモート管理するための拡張という事である(Photo04)。AMTが目的とするのはOOB(Out-of-Band System Management)、クライアントの状況を、リモートから集中管理する技術である。似たものは従来も色々あった(WMIなどその代表例だろう)訳であるが、敢えて今回新しい技術として発表したのは、OSの状態とか、極端な話クライアントの電源がOffになっていても可能になる(おそらくリモートから電源をOnに出来るのであろう)というあたりだろうか?


また、このAMTは、監視とか診断のみならず修復まで可能にさせるとのことで、メンテナンスの効率化を図るという意欲的なものになっている事も明らかにされた(Photo05)。ちなみに、このAMTの話題は"The Ts"(HyperThreading Technology/EM64T/AMT/Vanderpool Technology/LaGrande Technology)の一つとして紹介されたわけだが、では如何に、これらTsが開発されてきたかという代表例として、AMTの開発タイムラインが示されたのは、ちょっと興味深いところである(Photo06)。完全に企業向けPC用の技術だからコンシューマにはあまり関係のない分野ではあるが、どの程度までリモートから管理できるようになっているか、ちょっと楽しみである。

(Photo05)"Recovery"がどの程度まで作業できるのか、が微妙なところだが、詳細はセッションをお楽しみにという話で終わってしまった。

(Photo06)まずは"IT@intel"で作業を開始したのが2002年。そこから要求仕様のヒアリング、その整理と絞込み、定義した要件のレビュー、レビュー結果を受けての実装作業、検証という具合に作業が進み、3年目にして成果物が出てきたという話である。

VanderpoolとLaGrande

名前だけは以前から出てきたVanderpoolとLaGrandeであるが、今回のIDFはかなりディテールが明確になりそうである。まずVanderpoolに関しては2005年にデスクトップとItaniumで、2006年にXeonとMobileでそれぞれ利用可能になることが明らかにされた(Photo07)。またLaGrandeに関しても、最初のターゲットはDigital Office向けで、搭載製品が出てくるのは"Longhorn timeframe"であることが改めて示された(Photo08)。ただ以前、Pat Gelsinger氏が「LaGrandeはVanderpoolの技術を元にしたもの」と言っていた事を考えると、なんとなく順序が逆な気がしなくもないわけで、このあたりの詳細も気になるところだ。

(Photo07)Itaniumが先行するのは判るが、Xeonが来年になる理由がいま一歩判然としない。もっともこのあたりも詳細は明日以降ということか。初日のDigital Enterpriseの基調講演あたりで初にこれについて触れられることになりそうだ。

(Photo08)Q&Aのセッションで"Longhornは2007年以降にずれこみそうだが?"という突っ込みは当然入っていたが、「公式には今のところ2006年中」という返答だった。では公式に伸びたら、こちらも伸びるのだろうか?

I/O Acceleration Technology

こちらにも出てきたI/O Acceleration Technology(Photo09)だが、単にTOE(TCP/IP Offload Engine)を積んだとかいう単純な話ではなく、様々なI/Oを高速化するための技術という位置付けは明確になった。ただ、それが汎用のエンジンなのか、それとも良く利用されるI/O Protocol向け専用エンジンを複数積むという話なのかは本日は明らかにされなかった。

(Photo09)で、RAID-6って何か? という話は当然ノータッチ。まぁ前日に明かしてしまったらだれも講演を聞かなくなるから言わなくて当然ではあるが。

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インデックス

目次
(1) 今年のテーマは"Intel aligns around platforms"
(2) Nano Technology:CMOSの後継技術に関して

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