【レビュー】

Pentium 4 600シリーズとPentium 4 XE 3.73GHzを試す

5 ベンチマーク結果(2)

    大原雄介  [2005/02/23]

    3DMark05 Patch120

    FutureMark

    グラフ8:3DMark05

    次は3D系ということで、おなじみ3DMark05である。グラフ8がその結果だが、確かにPentium 4 660は560Jと比べて「微妙に」性能は上がるものの、差が出るとは言えない程度なのが実情だ。またPentium 4 XE 3.73GHzは確かにPentium 4系の中では最速だが、Athlon 64 4000+に明確な差をつけられているあたりは、やはりNetBurst系アーキテクチャの限界といっても良いのかもしれない。あるいはRADEON X850ではなくGeForce 6000系を使えばまた異なった傾向になるのかもしれないが、ことRADEON系ではAthlon 64に完敗しているのはちょっと驚きである。

    Doom 3

    id Software
    http://www.doom3.com/

    グラフ9:Doom III

    続いてはゲームベンチマークを3本お届けする。グラフ9はDoom 3の結果だが、これはこれでちょっと面白い傾向である。まずPentium 4 XE 3.46GHzがPentium 4 XE 3.73を凌駕していること、またPrescottコアの3製品の結果が次第に収束する傾向を見せていることだ。Pentium 4 560Jと660が同じ数字に落ち着くのは判るが、XE 3.73GHzまで同じ数字になるというのは、PrescottのアーキテクチャがDoom 3は苦手、と判断するしかない結果な訳で、これがDoom 3に起因するものなのか、RADEONとの組み合わせによるのか、いずれにせよちょっと理解しがたいものがある。

    また、低解像度では初めてPentium 4 660が560Jを明確に上回る結果を出したテストでもある、という点で貴重かもしれない。

    FarCry

    UBISOFT
    http://www.farcry-thegame.com/

    グラフ10:Far Cry

    続いてはFarCryの結果をグラフ10に示すが、こちらは完全にCPU能力がボトルネックになっているのか、解像度と関係なくほぼ一定のフレームレートになっている。ただ、そのフレームレートが示すCPU性能がPentium 4 560J < Pentium 4 660 < Pentium 4 XE 3.73GHz < Pentium 4 XE 3.46GHz ≦ Athlon 64 4000+となっているのが、非常に特徴的である。もっとも、たかだか70fpsから80fpsの間での範囲の話だから、実際は殆ど性能差は無いと見なしても良い訳だが、それでも敢えて順位をつければ上の様になるというところ。図らずしもDoom 3とかなり近い傾向にあるあたり、やはりRADEONと組み合わせた場合にはこうした傾向になってしまうのかもしれない。

    Half-Life 2

    VALVE
    http://www.half-life.com/

    グラフ11:Half-Life 2

    最後にHalfLife 2の結果をグラフ11に示す。こちらもほぼ解像度に無関係でほぼ水平になっており、並び順も一緒、おまけに性能差が拡大しており、これだけ違えば「明確に性能差がある」と見なして差し支えないと言える。こと3Dゲームを行う場合、RADEONと組み合わせるならAthlon 64 4000+が最高速、と言っても差し支えないほどの結果と言えよう。

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