【レポート】
2004年12月27日「人間型のロボットが登場」のニュースが、韓国国内で大々的に報じられた。ロボットは全長125cm、重量55Kgという小柄なヒューマノイドで、前方、後方に歩くことはもちろん、指まで動かせるという。スタイルはちょうどHONDAのASIMOのようではあるが、ASIMOのようなバックパックはなく、大変すっきりとした印象だ。この画期的なロボットの名前は「ヒューボ(HUBO)」。開発したのはKAIST(韓国科学技術院)機械工学科教授であり工学博士のOh, Jun-ho教授とその開発チームだ。
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数歩、歩いた後、「こんにちは」と挨拶で迎えてくれたKAISTの「ヒューボ」。工房には3体のヒューボがおり、開発は日々進められている |
ヒューボの産みの親である、Oh, Jun-ho教授。「10年くらい後の高齢化社会には人手不足が問題になるはず。その時、ロボットが活躍するかもしれません」と語る |
「ASIMOについて詳しく研究したわけではありませんので、設計・制作方法などもすべて自己流。それでも結果として、それと肩を並べるほどのロボットを作ることができて嬉しいです」と同教授。ヒューボ開発のニュースを、多くのマスコミが紙面を割いて報道したことで、その対応に追われながらも、ヒューボのさらなるパワーアップに意欲を見せる。
続く12月29日、次はKIST(韓国科学技術研究院)で、人物やその動きを認識するロボットが開発されたとのニュースが報じられた。「NBH-1」は、前方へ歩くことも可能なほか、特定の人やその動き、物体の識別もできる。150cm、67Kgと、ヒューボより若干大きめだが、大きな2つの目がついている姿がかわいらしい印象。開発したのは、同研究所の工学博士、Kim, Bum-jae博士とその開発チームだ。
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KISTの工学博士、Yu, Bum-Jae氏。「ロボット先進国のアメリカはソフトウェア面、日本はハードウェア面が、とくに発達している。韓国では、それらを元々得意とするネットワークにより連結することで可能性を見出したい」 |
立て続けに2つの人間型ロボット開発のニュースが大々的に報じられたことで、韓国の人々の目が一気にヒューマノイドに注がれた。同時に、韓国のロボット開発・研究の成果と躍進ぶりが、目に見える形で現れた画期的な出来事だったといえる。ところで、人間型二足歩行ロボットという、類似した特徴を持つ2つのロボットが、同時期に現れたのには、何か特別な理由があるのだろうか。
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